SWEET AIR - BLOG -
2009年6月23日
実にアバウトな勝ち上がり条件!?

「1から6ぐらいまで準決勝!?」
「着を拾う」とか「大きい着をつかむ」などという感じに
競輪ではゴール線入線順位のことを「着」(ちゃく)という言葉で表すことが慣習となっているが
ここに敢えて1位(いちい)2位(にい)というように「位」(い)という言葉を用いるというのは不思議と新鮮な印象。
「1から6位までは準決勝に勝ち進める」というここ勝ち上がり条件も
この書き方をするとなんだか「1から6ぐらいまで準決勝」という非常にアバウトなものに見えてきてしまう。
それにしても現制度のF2戦A級1・2班戦の初日予選(特予選)クラスとF1の初日予選の勝ち上がりは2着までと実に厳しく
逃げて3つ以内に入る競走をしたほうが堅い競輪が今となってはなつかしい感じがしてしまう。
2009年6月21日
隠れた大票田・信州に深く根付く公営ギャンブルに対する偏見を覆せ
この春、長野県駒ヶ根市に突如降って湧いた競輪場外車券売場設置騒動。
場外車券売場も含めて公営ギャンブル場が県内にひとつもないことが売りである教育県・長野では
これまでも塩尻市・上田市・東御市の郊外など県内各地に場外車券・馬券売場の設置が検討されたことがあるほか
この駒ヶ根の場外設置話と時を同じくして北信(県北部)の須坂市にも花月園観光が地方競馬の場外馬券売場の設置を検討するなど
各方面で場外馬券・車券売場の設置話が出てはいるがこれまでことごとく立ち消えとなっている。
公営ギャンブルがない長野県とは言え、県内では全くギャンブル熱がないかと言えばそうではなく
長野県のギャンブルと言えばなんと言ってもパチンコの天下。
「よろこびの街100万ドル」「ニチエイ」「パゴパゴ」などの地元土着チェーンに加えてマルハンなどの大手がしのぎを削っていて
長野で地上波のテレビ放送を見ているとかなりの確率でパチンコ店のコマーシャルを目にするほどの隆盛を誇っているが
そのパチンコも規制によるギャンブル性の低下などから客足も遠のきすっかり斜陽化が進行。
今回の駒ヶ根場外車券売場、須坂場外馬券売場設置案では既存のパチンコ店もしくはパチンコ店撤退後の建物を改装して
公営競技の券売場に転換させようという、これまでとは一味違った切り口からプランニングがなされているのが特徴である。
特に累積赤字が積もりかなりの危機的状況と噂されている花月園競輪場(横浜市)を運営する花月園観光としては
地方競馬の場外馬券売場の設置を切り口にして将来的には競輪の販売チャネルをも作出できる可能性があるという目論見と
万一の花月園競輪の廃止に備えての保険的な意味合いも持った重要な事業と考えていたとしても不思議はないだろう。
ひとまずその花月園による須坂場外のことはさておき、今回の案で競輪客として期待がかかるのは
なんと言っても既存のパチンコ店をそのまま場外車券売場に転換するというプランの駒ヶ根の場外車券売場のほうだろう。
競輪不毛の地の長野とは言え中・南信地区には現役競輪選手が多数いるばかりか
かつて前橋競輪場において154万車券を叩き出した等々力公英(長野)の子息で全国高校対抗選手権スプリント優勝のホープ
等々力久就(岡谷工業出身)も98期生徒として競輪学校に入校。
地域的な盛り上がりでその将来性を後押ししてもらえれば競輪の活性化に少なからず貢献してくれるはずだし
現場は伊那谷を行き来する重要な広域農道沿いに位置し、中央自動車道・駒ヶ根インターから至近の距離。
すぐ近くには駒ヶ根の名物であるソースかつ丼の名店である「きらく」や「明治亭」
それに多くの観光客が訪れる千畳敷カールがあるばかりか万一の場合には昭和伊南総合病院までもが控えているという万全の好立地。
競輪客の中でもあまり一般的なことではないかもしれないが、サテライトの旅打ちにももってこいのすばらしい立地となっている。
また駒ヶ根からしばし南下した先にある長野県飯田市を拠点とする自転車レーシングチーム「ダイハツ・ボンシャンス飯田」には今期
北津留翼(福岡・90期)、伊藤保文(京都・71期)、林次郎(福岡・72期)という3名の現役競輪選手がトラック競技班として参戦。
先に行われた大会では特別な練習もなくぶっつけ本番で実戦に臨んだにも関わらず
4種目にエントリーして3種目で実業団新記録で優勝するなど力の違いを見せ付けたそうで
競輪としては自転車競技の実績とともにぜひとも本業の競輪のほうも売り込んで行きたいところだろう。
しかしこの場外車券売場建設案に対して地元の反応は実に冷ややか。
所詮県外人の偏見かもしれないが元々ギャンブルなどというものは
長野の方言で言うところの「ずくなし」のやることという風潮が大勢を占めている感のある長野では
今回も「現地には病院・学校・老人保健施設があり、治安・風紀を乱し青少年に悪影響を与える競輪場外はふさわしくない」と
いつも通りにどことなく特殊イデオロギーを感じさせるような意見によって一蹴されてしまい
かの地への競輪場外設置話はまたもや夢物語となってしまいそうな雰囲気である。
思い起こしてみれば私も競輪を始める前には
全レース終了後に渋滞を引き起こす競輪場は単なる迷惑施設としか思っていなかったくらいだし
誰しも自分にとって関係の無い施設は競輪場であろうとサッカー場であろうと美術館であろうと学校であろうと病院であろうと
わずかでも混雑や騒音などを引き起こすものはどうでもいい迷惑施設以外のなにものでもないというのが正直なところ。
ましてや公営競技に対して偏見が著しいお国柄ではその風当たりは尚更根強いため
これからの公営競技場には本来のレース場や車券販売場という利用法を越えた場の利用法なども開拓していただいて
いかにして多くの人にとって「自分に関係ない迷惑施設」から「自分に関係ある施設」に転換していけるかということも
公営ギャンブルに対する偏見を覆すための重要な要素となっていくことだろう。
私個人的には前述の通りの立地の良さや地域的な盛り上がり、そして

競輪の魅力を体現するようなこんな地名があるこのあたりにはぜひ競輪の灯が点って欲しいと思うのだが
。
=関連リンク=
・ダイハツボンシャンス飯田
・駒ヶ根に想う 賭博が栄えるふるさと駒ヶ根に
・駒ヶ根に想う 駒ヶ根の場外車券売場に地元反対
・競輪場外車券売場サテライトつくばについて考える
・Yahoo!知恵袋 近所でサテライト開設の動きがあります。大嫌いなのでやめさせたいのですがいい方法ないでしょうか
・甲府市中心商店街への場外車券売場の誘致に反対する要望書
・Doing It To Death 場外車券売り場を計画 駒ケ根に松川町の企業
・MasanoriYamagishi.net 現役競輪選手による競輪場の利用法の提案
・人が好き!みどりが好き!鶴見が大好き!! 花月園競輪は迷惑施設の要素もあるが地元の大切な資源
2009年6月 8日
伊勢崎オートレース場イメージガール・横山かおりさん
5月から伊勢崎オートレース場のイメージガールに就任した横山かおりさん。

群馬県には伊勢崎(いせさき)オート、前橋競輪、桐生競艇
そして先に廃止された高崎競馬の跡地をそのまま利用して作られた場外馬券売場BAOO高崎という各種公営ギャンブル場が揃っているが
こうしたイメージガールというものが登場するのは県内の公営競技場では初の出来事。
もっともオートレースには浜松・山陽・飯塚とこうしたイメージガールが登場して好評を博しているという流れがあることから
今回のイメージガール登場も自然な流れと言えるのかもしれない。

この日は伊勢崎オートのイメージガールに就任した横山かおりさんのトークショーが行われるということだったので見に行ってみたのだが
なんとそのトークショーが行われた場所というのはステージも何もない通路のまんなかというすごい場所。
イベントをやるのにステージも客席との仕切りも何もないというのは恐らく予算の都合もあるのだろうが
敢えてこのようなスタイルにしたのはステージを設けて見下す感じにするのではなく
お客さんと同じ目線で自然に触れ合えるイベントにしたいという思いもあってのことだそう。
バックに見えるのは隣接するカインズホーム(地元資本ベイシア系ホームセンター)の店舗というのがいかにも群馬らしいうえに
司会進行役とイベント開始前の客引き担当はオートレースと同じJKAが統括する前橋競輪などでも時々目にすることがある
地元ではおなじみの群馬テレビアナウンサーの斎藤和之氏。
手作り感の漂うトークショーイベントではニコンのカメラを愛用して写真を撮るのが趣味という
横山かおりさんの趣味と実益を兼ねたロッカーレポートをこれからブログでやって行きますという話から
元々はパティシエを目指して学校にも通っていたのでお菓子を作るのは得意という話などをしたのち
手持ちのカメラやら携帯電話のカメラを使った即席撮影会が実施された。

試しに横山かおりさんに「普段ギャンブルはやりますか?」と聞いてみたところ
「いままで全くやったことがありません。やったことがあるのは宝くじぐらいです。」という回答だったが
すべての人がギャンブルに手を出すはずもなくそれが普通のことであると思うし
いまはオートレースの知識が全くなかったとしても、ある程度のまとまった期間をイメージガールとして務めながら
ゆっくりと戦いの現場に近い場所からレースを見て覚えていけば
ゆくゆくは名実共に伊勢崎オートを代表するすばらしいイメージガールとなってくれるはず。
この手のイメージガールというとどうしてもテレビやステージで活動するのみのお飾り的な存在で終わってしまったりしまいがちなため
「専門知識の無い素人のねえちゃんには用は無い。金の無駄だ。」という声も多く出てきてしまうものだが
イベントのコンセプトから垣間見えるものは単なるお飾り広告塔に終わらない
伊勢崎オートの看板娘的な客席目線のイメージガールであるようでなかなか好感が持てるというもの。
最初から専門的な知識を要求するのは酷というものだし、まずは暖かい目で迎えていただいて
普段から伊勢崎オートに出入りしている人がまた行きたくなるような雰囲気を作ったり
これまでオートレースになど見向きもしなかった人達をオートレース場に引き込んでくれたりする可能性を持った
横山かおりさんの「目に見えない力」に期待したいところである。
ちなみにこの日、イベントの最前列で終始横山かおりさんに張り付いていたのは幼い女の子ふたり。
ゴールデンウイークに行われた子供向けのイベントでは横山かおりさんがジュースなどの配布を担当していただけに
もしかしたら子供達にとってはすっかりおなじみのおねえちゃんになっているのかも。
このようなイベントは今後も定期的に実施予定とのこと。
将来的にはメインスタンドの中のいかにも鉄火場と言った雰囲気の空間の住人の方も参加してくれるようなイベントになってくれれば最高だろう。

写真は5月5日の子供向けイベント実施時に伊勢崎オートマスコットキャラ「キラット」とのツーショットをお願いした時のもの。
キラット君は伊勢崎オート公式ページのオープニングフラッシュの最後に登場するほか
伊勢崎オートレース場のスタンドの壁面に大きく描かれているため、ここに来ればいやでも目に入ってくる目立った存在。

今後はイメージガールとイメージキャラとの二枚看板で伊勢崎オートを盛り上げて行ってもらいたいものである。
= 関連リンク =
・伊勢崎オートレース公式ページ
・横山かおり オフィシャルブログ かおmacaron
・伊勢崎オートイメージガールデビュー(autorace.jpより)
・あいにきて!(2008.02.03付ログ)
2009年5月 6日
日本ちゃり党とは何のことですの?
この日は日本ちゃり党・第一回党大会という謎のイベントが埼玉県の大宮競輪場で行われるということだったので
前橋開催をわざわざ大宮場外にまで出掛けて行って観戦する前橋市民というのもなんだかおかしな感じもするが
前橋競輪の場外発売が行われている大宮競輪場へと雨が降る中、向かってみることにした。

今回は超ハイテンションな奇抜キャラ「ももあかり姫」やなぜか毎回登場するメイドさんなどの登場人物が実にグダグダな空気を作り出し
とても競輪番組とは思えないとあまりの暴走ぶりが競輪客以外の間でも話題になった
埼玉周辺エリアローカルの競輪番組(?)「ももチャリでGo!」が不評のため打ち切り一旦休止され
番組はこの春から地上波の放送から予算のかからないネット配信の番組にチェンジ。
番組名も日本ちゃり党(ニッポンチャリトー)と改め出演者の人数も予算の都合により削減して新たなスタートを切ったのに伴って
番組の公開収録・競輪初心者教室・バンク走行会(バンクウォーク)などを兼ねて行われたイベントで
銘打たれたタイトルはなんと「日本ちゃり党第一回党大会」。
イベントの集合時刻である13時に合わせて競輪場に到着すると
特設テントには見たことのある顔ぶれが揃っていて即座にエントリーシートへの記入を促され受付を済ますと
日本トーターの方の先導により参加者(党員?)全員でゾロゾロと管理エリアへと進んで行きバンクへと向かって行った。

本来であれば自転車でバンクを走ってみる予定だったそうだが
この日はあいにくの雨ということでバンク走行会はバンクウォークに変更。

大宮バンクは500バンクということもあり競輪場のバンクとしては傾斜が緩やかなほうではあるのだが
さすがに歩いて上がるとなると写真の通り内圏線・外帯線間の走路内を歩いていても滑り落ちてしまいそうなくらいのきつい傾斜となっていた。

こうしてバンクの上に上がって行くと金網の向こうにいる客から咄嗟に
「ゴミヤロー!」
「クソヤロー!」
「カスヤロー!」
と言われる競輪選手とは実に大変な職業であるのだということを改めて痛感する。

出入り口の片隅にはバイク誘導練習用のローラーつきバイクも数台待機していた。

(タレントの方ひとりひとりから掲載許可をいただくのは大変なので画像はグレーゾーンとも言える引きの画像で
)
その後は上階に上がって競輪初心者教室兼番組収録開始。
番組出演者のももあかり姫こと武田あかりさん、三遊亭道楽さん、ミアカフェのテンちゃんに加えて
ももピコ・桜井まなみさん、ももパコ・石崎恵美さんまでもが揃い
ニッポンチャリトーの説明から始まって競輪初心者教室の講師の方が登場し競輪初心者教室の開始。
今回の党大会には多数の競輪初心者の方が参加していたそうで
用意されたオリジナルのテキストと講師の方の講義を受けて多数の方が実際に車券を買って競輪デビューを果たしたとのことである。
私は残念ながら時間の都合により途中退席することになってしまったが
この日はほとんど全員の方が最後まで前橋競輪場外を楽しんだとのこと。
当日は本場開催こそ行われていなかったものの場外発売実施中で管理エリアには多額のお金が集まっているということもあり
帰りは間違いのないように出口までわざわざ係員の方に送っていただくことに。
ファンサービスの新しい流れの一環とも言えるこうしたこれまでに前例のない類のイベントでは
一度何らかの事故が起こってしまえば、当然次の実施は難しくなってしまう。
一見緩い流れに見えるこの番組もいろいろな制約の中、実はピリピリした空気の中で作られているのだということを知り
この日はこうしたイベントを作る側の苦労を密かに垣間見た一日となった。
ふざけているようでやっているほうは大真面目。
競輪バラエティ番組・日本ちゃり党へは以下のリンクからどうぞ。
= 関連リンク =
・日本ちゃり党公式ページ
・ももチャリブログ改め日本ちゃり党公式ブログ
・日本ちゃり党動画(YouTube)
・蛯原天ブログ「えびてんで鯛を釣ってみました」
2009年4月 1日
競輪場に白戸(ホワイト)家の一族現る?
犬の「お父さん」で有名な携帯電話会社のコマーシャル。
白い北海道犬のお父さんが率いている一家はホワイト家と読む白戸家の一族である。
競輪で白戸と言えば何と言っても白戸淳太郎(神奈川・74期)。
競輪のコマーシャルと言えば最近では9waysなどの難解なイメージコマーシャルのみが流されていて
競技そのものの面白さを直接的に訴えることよりも、分かる人にしか分からないあぶり出しのような技法を用いた広告展開が行われていて
競輪やその他ギャンブルを一切やらない普通の人に対しての訴求力にいまひとつ欠ける広告展開が行われているのが現状だ。
北京オリンピックのケイリンで永井清史がメダルを取った際には
「競輪が一般の人の間にも話題になり、週末の開催にはどっと人が訪れるのではないかと身構えていたが
実際には普通の週末とお客さんの入りは全く変わらなかった」(某競輪場スタッフ談)という笑えるような笑えない話もあったことであるし
試しに街角で競輪の選手で知っている人を挙げてくださいというアンケートを取ってみたところ
1位 知らない(69%)
2位 株の人(11%)
3位 カツラの人は競輪選手だよね?(10%)
4位 中野浩一(6%)
5位 ながつか?(2%)
6位 よくわかんないけど伏見っていう人?(1%)
6位 F1の佐藤琢磨って元競輪選手でしたっけ?(1%)
このような悲しい結果が出るのが現状で
もしも現役競輪選手の白戸淳太郎がホワイト家の一族として携帯電話会社のコマーシャルに出演させていただければ
携帯電話会社のPRの効果はさておき、競輪のPR及びイメージアップとしては現状のイメージコマーシャル以上の効果は見られることであろう。
白戸のCM出演の可能性について携帯電話会社に問い合わせてみたところ
「競輪?横山やすしさんがやってた、ボートで競走するやつですかね?」
「今はオリンピックで金メダルを取ったとしてもなかなか使える時代ではないですから」
「下の名前が古風なところやビジュアル的には独特の味があってなかなかいい感じなんですけどね」
仕方がないのでどう見ても某ソフトバンクが取り扱うi-Phoneのメイン画面をインスパイアしたとしか思えない競輪の新レース体系図を用いて
競輪には一発勝負で1億円を稼げる競輪グランプリというレースもありますよということを説明してみたところ
「携帯電話料金が分単位課金ならば○分で1億円というのが使えたかもしれませんがウチはもう何年も前からかけ放題か30秒単位課金が基本なので…」
「でもこれから白戸選手にかなり稼ぎまくってもらえば「稼ぎたい放題」ってので使えなくはないですけど」
と…返ってくる言葉は冷たいものばかりだった携帯電話会社の方は
「念のために申し上げておきますがこの見解が本当のことなのか嘘のことなのかは今日の日付を確認した上で判断していただきたい」
と前置きした上で「当社といたしましても白戸選手の今後のご活躍を祈念申し上げております」という言葉で締めくくった。
ちなみにアンケート中に出てくる佐藤琢磨はF1の舞台などで活躍するレーシングドライバー。
高校時代は自転車部に所属して自転車競技で諸橋愛(新潟・79期)らとしのぎを削った。
諸橋愛が競輪選手を志望した理由は高収入とのことだったが
身長がわずか164cmしかない佐藤琢磨はレーサーの道に身を投じて見事F1パイロットの座を射止め現在はモナコ公国に住む超お金持ちに。
仮にこの佐藤琢磨が競輪選手になっていたとしても、かなりのすばらしいレーサーになっていたことは間違いのないことだろう。
= 関連リンク =
・佐藤琢磨公式サイト
・i-Phoneにインスパイヤwされたようにも見えなくはない平成21年度レース体系図(keirin.jp)
・アップル i-Phone公式
2009年3月19日
競輪場も場外車券売場もない競輪不毛の地の街角にて
この日私が長野県内の市街地を車で走っていたところ、前方には街道を乗り込んでいる自転車乗りがひとり。
その自転車乗りは背が高くスラリとした体型ながら
ふくらはぎのいわゆる腓腹筋がとがったようなかたちに隆起していて見るからに自転車競技者の脚をしていた。
「これはきっとプロに違いない」
そう思った私は追い抜きざまに振り返ってレーサーの顔を確認してみたところ
そのレーサーはまぎれもなくバンクで見覚えのある現役プロ競輪選手そのものだった。
その選手を追い抜いた先にある交差点は変則的な形状の交差点になっていて
東京の都心部をノーブレーキピストで走るような人であれば
当然のように車に混じって車道に出て右折車線をスイスイと通り抜けて行くだろうと思われるような交差点。
しかし私が赤信号にはまってようやく右折待ちの列に並んだ頃
後ろから再度やってきたその選手は右折車線に出てすんなりと右折することなく
一旦直進して交差点を渡ったのちに歩道側に退避して今度は横断側の信号を待つという
いわゆる二段階右折をしっかりと実行していたのだった。
自転車乗りのプロである競輪選手は常に自転車乗りの模範となる存在であって欲しいものだが
一方通行路を逆走したり自動車に混じって右折して行ったほうがどう考えても早く通過することができるこの交差点において
敢えてそのような安全走行を実行したその選手の行動からは
日頃から交通マナーと安全走行を意識して走っていることが窺い知ることができ、実にすばらしいと思った。
実はお堅い部類の仕事でもある競輪選手も仕事で参加している開催での拘束を解かれてしまえばただの一市民。
街中で選手に出くわして思わず「俺はこんなやつに金を賭けていたのか…」とガッカリするようなことも決してなくはないものだが
今回は非常に些細なことではあるがこの選手の安全かつマナーの良い走りを見て
この選手がより一層好きになったことはもとより、こんな立派な選手が熱い走りを見せてくれる
競輪というギャンブルをやっていてよかったと少し誇らしいような思いがした。
近年では競輪選手が一般道をただ走っているだけで沿道住民から警察に通報されてしまったりすることもあるほか
街道練習中の事故も決して少なくなく、競輪選手にとって非常にやりにくい時代になってきてしまっているようだが
地道に積み重ねられる練習は必ずや将来のための血となり肉となるはずだし
特に市街地では交通マナーと安全対策に気を配りつつ、事故のない実になる練習を積み重ねて行っていただいて
これからも末永く練習で培った実力に裏打ちされた熱い競走をバンクで見せ続けてもらいたいものである。
= 追記 =
ストリート発の国際的自転車写真無料誌を発刊するCog Magazine Japanにて当ログの内容を紹介していただきました。ありがとうございます。
2009年3月15日
競輪場がある街の広報誌より

前橋競輪に参加された競輪選手がこうして頻繁に個人名にて前橋市に寄付して行ってくださっています。
・北村俊一選手(東京・72期)
・宇澤恵一選手(埼玉・73期)