2005年10月24日

前橋競輪には金子真也、館林場外には後閑信一

先の前橋F1開催時、前橋本場では金子真也
館林場外では後閑信一を招いてのイベントが行われた。

特に館林では、あの後閑信一が登場して
なおかつ質疑応答の時間まで用意されているということで
大勢のファンが殺到し、大変な混雑になったそう。

競輪場でのイベントというと、あまり売れていないタレントを招いてのイベントとか
郷土芸能&チアリーディングなどがつきものだが
それらははっきり言って一切競輪とは関連性がないため
そんなことをやっていること自体興ざめだったりすることが多い。

しかし今回は現役のトップ選手を招いてのトークショーということで
ファンの関心が一気に集まったものと見られる。

実際の話、余程近所に住んでいるとか生活習慣が似通っているとかしない限り
車券を買う側の人間が選手と話したり、その人柄に触れたりする機会はない。

ファンからしてみれば、選手はある意味でアイドルタレントのような存在であり
バンクでの競走を見るだけではなく、このような機会に
選手のナマの声を聞きたいと思うのが普通であろう。

そうすることにより車券を買う側の人にとって選手は「賭博の駒」から
ひとりの選手として見ることができるようになり、より競輪に対する興味が
高まるであろう。
こうしたイベントはファンならだれしも楽しめるものであるし
これからも機会があればどんどんやったほうがいい。

少し前まで、前橋競輪では決勝戦に限りウェブ上や地元テレビ局において
出場選手インタビューというものを放映していた。
ところが先日、経費節減を名目にこのインタビューの製作がF2開催に限り
打ち切りにされてしまった。

本来、F1の決勝進出選手よりも明らかに知名度の低いF2の選手のほうが
こうしたインタビューが重要になってくると思うのだが
前橋競輪側ではそうとは考えてはいないようだ。
これではただでさえ赤字垂れ流しと言われるF2開催が
さらに廃れたものになってしまう。

実際の話、選手インタビューというものは施行者がメインレースに限らず
全レース分製作して、場やネットで流してもいいはずのものである。
それほどに競輪においてコメントというものは重要なものであるし
それがなければ車券が買えないと言ってもいいほどのものである。

全選手のコメントが流れればその選手のレースに対する意気込みも分かるし
レースをどのように組み立てていくかという予想もしやすくなる。
また、各選手の人柄や顔が分かればより車券を買う側の人間が
感情移入しやすくなるし、こんなにいいことはないと思うのだが…。

今の時代、ちょっとした映像を作るのは大して難しいことではない。
極端な話、デジタルビデオカメラが1台あればだれでも作ることができるし
経費もクソもあったものではない。
なぜそんな簡単なことができないのか…。

ファンにしてみれば「どんな戦い方をするのか分からない」「顔も知らない」
そんな選手には一円も金を出したくないと思うのが普通であろう。

そうしたことに日本自転車振興会や施行者がいつになったら気がつくのか…

先に展開されて頓挫した「新高崎競馬構想」然り
一度廃止になったものを再び再興させるのは、そうたやすいことではない。

競輪もこれからどんどん廃止論が高まる場が増えていくことが予想される。
更に落ちぶれるその前にまだまだやれることはたくさんあるはずである。

ファンは競輪と無関係なイベントにつられて競輪場を訪れるとは思えない。
こうした競輪の興味を更に高めるイベント・サービスを行ってこそ
初めてファンサービスと言えるのではないか?

今後の展開に期待したい。