2005年11月28日
前橋競輪三山王冠最終日
前橋競輪へはほとんどの人が車で来場する。
車は旧競輪場方面かこの利根川河川敷の駐車場のどちらかに
停めることになるのだが、この日はまだ11時だというのに
すでに「満車」の看板が出たままになっていた。

この駐車場を整理しているのは「シルバー人材センター」に登録した
「ド素人」のじーさん達。
駐車場はところどころ空いているのに入れない…
そんな状態が長く続き、前の土浦ナンバーの男はブチ切れぎみ。
仕方がないので車中で前橋2レースを投票。
電話投票会員ではない人は相当イライラしていたに違いない。
その後、シルバー人材センターのジジイを唸り飛ばしながら
なんとか無理矢理車を停めたのだが
後ろは延々とこのような状態。

駐車場…空いてるところはいっぱいあるんだけどねぇ…。
以前、ここに派遣されているじいさんに
「早く車入れないと重大な販売機会損失になるんじゃないの?」
と聞いたら「競輪が売れようと売れまいと俺には関係ない」とまで
キッパリと言い切られたことがあった。
「俺は施行者団体に雇われているのではなくて市に雇われている」
そうとまで言い切れるバカ者達が前橋競輪の顔となっている。
嘆かわしいことである。
前橋へ遠方から来られる方はオケラバス(別名無料シャトルバス)で
来ることをお勧めする。

場内に入るとそこはいつもの前橋バンク。
でも…いつもと比べると人口密度が恐ろしく高い。(最終日は8785名の入場)

スワンのカレーを食べに行ったら、そこには
ホンモノの江藤みきと東京太が…。
スピードチャンネルを見たことがない人には
なんのことだかさっぱりわからん人たちかもしれないが
江藤みきさんは「ぜ?んぜんわかんなぁい」で競輪界を席巻した?
タレントさんで東京太(あずま・きょうた)さんは落語家で
最近は東京太・ゆめ子という漫才コンビで活躍されている方である。
今回はスピードチャンネルの素人参加型車券勝負番組の収録のため
前橋競輪場を訪れていたようだ。
江藤みきの衣装のド派手さに振り返るおじいさん多数。
今日はレースの合間に決勝進出選手の特別選手紹介も行われた。
ここで地元ラインの5番手を選択した藤原憲征は
「別に5番手からでも優勝できない訳じゃないんで」と発言。
会場はちょっとした歓声に包まれた。

今回の大会ではレースの合い間に
エレクトーン奏者による生演奏が行われた。
しかし…これが散々なデキ。
プログラムチェンジがスムーズに行かず違う音色が鳴ったり
演奏を間違えた時は決まって走り気味の演奏になったりと
とてもプロの仕事とは思えない出来。
企画自体は悪くないと思うのだが、今回はとにかく演奏者が悪すぎた。
グリーンドーム前橋はコンサート会場としても使われるほどの
ルームアコースティックのよい空間であることだし
次回の寛仁親王牌の時には弦楽四重奏でもやってみたらどうかなとも思う。
(PAを通しての音では少し味気ない気もするが…)
10レース順位決定戦ではこれまで前橋でほとんど良績ない伏見俊昭が
豪快に上がり9秒3の快速捲りを披露。
BSで小林大介に番手捲りで合わされて中バンクを走らされる不利があっても
そのタイムが出たということを考えれば、すんなりの捲りであれば
驚異のバンクレコードが出ていたとしても不思議ではない
すばらしい走りであった。
さすがに超一流選手はモノが違う。
今回、全日本選抜前と言うことで伏見には全く期待していなかったのだが
特に最後の2日間はすばらしい競走を見せていただいた。
地元ですばらしいパフォーマンスを見せていただいたことに素直に感謝したい。
決勝は矢口がすんなり逃げて群馬で上位独占となるのか
荒井が矢口を叩くのか…それだけに注目が集まった一戦だったが
結局出切った矢口を荒井が早めに巻き返して
それに切り替えた手島慶介が直線鋭く追い込んで優勝という
なかなか読みにくい結果に終わった。
期待された後閑信一は加藤慎平に捌かれて終了。
なんで1センターであんなにインを空けたのか理解に苦しむところだが
すでにその時、手島が目標を矢口ではなく荒井に切り替えて
追いかけていたことを考えると、慎平に張られなかったとしても
後閑はすでにあの時「死に体」になっていたのかもしれない。
(後閑本人はあそこで慎平を締めると内にいる手島が落ちてしまうから
遠慮したと言っているようだが…)
慎平は「終わってみれば勝てる展開」だった訳だが
最終ホームで荒井が行き切れないと見て早めに手島を締めて
インに潜り込んだのが誤算。
後閑を始末した後はもう無理だと思ったのかただ流れ込みのレース。
2センターで藤原とぶつかって落ちそうになっていたし
自分で勝てるレースを放棄してしまった格好になったという散々な結果。
このレースは勝利というものに対する「執念」の強さの差が
着差に出たと言えるようなレースであった。
それにしても勝った手島もさることながら
荒井がものすごく強いのには驚かされた。
荒井はただの大口叩きではなく
着実に競輪界でトップを張るだけの力を身につけてきている。
伏見俊昭・荒井崇博・手島慶介…
このあたりの選手の岸和田全日本選抜での活躍が今から楽しみだ。
もちろん後閑信一のリベンジにも…。
