2006年1月31日

前橋競輪旧バンク4月にも解体着手

前橋競輪場が1990年にグリーンドーム前橋に移転し
現在はプロ・アマチュア選手の練習バンクと
競輪場の駐車場として利用されている旧前橋競輪場。

その旧前橋競輪場が前橋市で2008年春に開催される
「全国都市緑化フェア」の会場となるため
まもなく旧バンクは解体されることになるらしい。

旧競輪場は選手の練習場として利用されているほか
多数の選手を輩出している前橋工業高校の選手なども
ここで毎日練習を積んでいる。
早朝に利根川にかかる中央大橋の上から旧バンクを眺めると
毎日選手たちがバイク誘導に汗を流している様子が見られる。
ここは言ってみれば競輪群馬を支えてきた地盤の地でもあるのだ。

日本競輪選手会群馬県支部などからは走路保存の嘆願が出されていたが
練習はグリーンドーム前橋でやればよいということで
旧バンクの解体は強行される見通し。
競技関係者からは「先行き心配」(上毛新聞より)として
不満の声が上がっているらしい。

先に行われた競輪祭に出場した手島慶介選手は
大会前にバンクで乗り込みをしておきたかったそうだが
グリーンドーム前橋ではその時「よしもとお笑いEXPOインぐんま」
なるイベントが開催されていてバンク練習ができなかったという。

現在の前橋競輪場は競輪場だけでなく
多目的イベントホールとしての側面を持っている。
イベントがあれば走路は覆い隠されて練習は一切できなくなってしまう。
これで果たして現在のレベルの維持並びに更なる向上が図れるのだろう?

街道練習に出れば道路はどこも車だらけで危険極まりない。
選手によっては交通量の少ない早朝(しかも日の出前!)に
乗っている者もいるが、それも一歩間違えば大事故につながる危険もある。
最近では競輪選手が練習していると「危険」として
警察に通報する地元民もいるとか…。
そんな状態で一体選手はどこで練習を積んだらいいのだろうか?

山道と泉崎のバンクでもがける福島(泉崎)軍団が現在競輪界を席巻している。
それほどに練習環境というものは結果に大きく左右する。
この走路解体の決定が今後の前橋競輪に
暗い影を落とすことがなければよいのだが…