2006年3月13日

野井正紀、通算300勝目を見事優勝で飾る?前橋F2

前橋F2の決勝は周回中から荒澤貴史(北海道・85期)のハコ勝負に出た
野井正紀(神奈川・63期)直線抜け出して優勝した
両手を高々と持ち上げてゴール線を駆け抜けた野井。
これが記念すべき300勝目となった。

最近はあまり自力で動かなくなってしまったものの
野井と言えばなんと言っても自力が持ち味。
「後ろにラインができるし、なにかやります」というコメントを出していた野井。
私は不覚にもこれを自力戦を展開するものと読み違えてしまっていた。

締め切りのベルが鳴った瞬間、私はあることに気がついた。
そう…このレースまでの野井の通算勝利数はなんと299勝だったのだ。

次回の斡旋が地元の花月園であれば、まだ仕掛けも変わっていたかもしれない。
だが次回の斡旋は静岡。
そうであればなんとしても得意バンクであるここで決めてくるに違いない。
この瞬間、私は自分が買った車券がすべて紙くずになることを覚悟した。

車券は野井アタマ…もしくは野井の番手の畠山アタマで買った。
自力戦であればヒモに荒澤はいらない。
しかし、ハコ勝負ともなれば押さえない訳にはいかないのだ。

レースは塚本が前受けして荒澤ラインが後方。
周回中から野井は荒澤の番手である千葉のヨコに張り付いて離れない。
赤板で荒澤が上昇すると前受けの塚本はすんなり引いて捲りに構える。
それを見た荒澤はゆっくりと流してから鐘4で一気にスパート。

最終1センターで野井は一発で千葉をどかして番手をキープ。
その後、バックストレートで塚本が捲って出るも
3角で荒澤が踏み直すと差は全く縮まらず完全に前々で決まる展開。
直線に入り番手から抜け出した野井が差し切って優勝。
寸でのところで畠山の猛追を凌ぎ切った荒澤が2着に逃げ残った。

数年前、なんの気なしに眺めていた前橋市広報の
「あたたかいこころ」という寄付をした人を掲示するコーナーに
横浜市の野井正紀さんという名があるのを見つけ
思わずニヤッとしたことがある。
この方は走りだけでなく、人としても立派な人なのだ。

野井の強さを知っている前橋のファンは再びS級戦士として
前橋に登場して活躍してくれるのを心待ちにしている。
野井正紀37歳。
まだまだ彼は上で戦えるだけの力を持っているはずだ。