2006年11月18日

大宮競輪場に行ってみた ?選手会埼玉支部によるイベント

この日は選手会埼玉支部のイベントと古屋琢晶の走りを見に大宮競輪場へ。

大宮競輪場は比較的?都市部にあるにも関わらず
大きな駐車場を有する競輪場なので
普通に車で乗り付けることができる便利な競輪場。

競輪場と同じ敷地内にある駐車場が仮に満杯になっていたとしても
道路対岸にある公園駐車場を臨時に利用することができるため
ここの駐車場のキャパはかなり大きいものとなっている。

しかし対岸の駐車場に停めてしまうと
それなりの距離を歩かないと競輪場にたどり着くことができないため
停めるのはやはり敷地内の駐車場がいいということで
順番待ちをすることにした。

満車

路上で順番待ちの列に並ぶこと15分でようやく中に入ることができたが
ここは取手競輪場のように急坂の途中で待たされることもないので
待つのもそれほど苦にはならなかった。

車を停めて入り口前でアオケイを買って場内へ入ろうとしたのだが
なんとアオケイを買っても無料入場券はもらえなかった。
西武園ではいつもくれるのに…ケチってやがるなぁ…と思いつつ
券売機で入場券を100円で買ってから場内へ。

入場券

最近は硬貨を直接入れて通るタイプの
自動改札型入場ゲートの場がほとんどなので
非常に珍しい「入場券」を記念に写真に納めておくことにした。

大宮競輪場

中に入ってすぐのうちは
「そんなに汚くはない普通の競輪場」という印象を持つのだが
特別観覧席の塔を抜けて一般席のほうに抜けると途端に空気は一変
どことなくアフリカンなポリリズムを感じさせる空気が流れ出す。

大宮バンク

大宮バンクは周長500メートルの直線が長くカントの浅いバンク。
ここも西武園と同じように特別観覧席に入らないと
ゴール前からレースを見ることができないため
客席で生のレースを観戦する客よりも
モニターで観戦する人のほうが圧倒的に多い印象。

場内には「カラス」が多く生息していて
オケラ群衆の食べカスなどを狙って虎視眈々とチャンスを伺っている。

イベントスペース

そしてここが選手会埼玉支部主催によるイベント開催場所である
2センター後方にある「昇竜舞台」。
ここの横にアサイチから選手が待機している。
(寄って行ってちょっかいを出すことも可能)

この日はここでファンサービスイベントとトークショーが行われた。
この日参加した選手は

岩田幸久(67期・A級3班)
小島雅章(83期・S級2班)
大橋直人(77期・S級2班)
松石 匡(74期・A級2班)
…という車券の対象となることも多い4選手。

7レースの発売中だけという非常に短い時間ではあったが
いろいろとなかなか興味深い話も含めて聞くことができた。

岩田幸久選手は宿舎で「若手いびり」をするのが楽しみだそう。(笑)
選手は宿舎に入ると外部と隔離された生活を送るため
テレビを見ることと寝ることぐらいしか楽しみがないそうだが
(本当は酒を飲んで寝ることが一番の楽しみ?)
それだけでは面白くないので若手をかまって楽しんでいるのだとか。

そのせいか?おとなしい子に限って「寝言で暴言を吐く」人が多いということや
埼玉県の選手の中で最も真面目と言われている
白岩大助選手は夢の中で競走に参加していたことなどを暴露。
聴衆の笑いを誘っていた。

小島雅章選手は8月に鎖骨骨折をしたことで
近況の成績はあまり良くないものの
スピードある捲りを武器に活躍する埼玉屈指のS級戦士。

学生時代は陸上競技で名を馳せたアスリートだったが
意外にも(?)大学在学時にアルバイトで働いたお店の影響で
オーディオ関係にハマり、家ではホームシアターを組んで
ジャズを鑑賞しているのだとか。

以前、平原康多選手の「韓流好き」が話題になったが
小島選手は宿舎ではポータブルDVDプレーヤーを駆使して
「韓流」も含めた連続ドラマなどをDVDで鑑賞して楽しんでいるのだそう。

競輪はオフのない競技なので
体調管理にだけは気をつけているのだとか。
「力はあるのだが…」
という印象のある小島選手。
じっくりと体調を戻して破壊力のある捲りに磨きをかけていただきたいものだ。

大橋直人選手はテレビ好きなので宿舎に入ったときは
テレビを見て楽しんでいるそう。
満面の笑顔で「練習はしっかりやってます」と言っていたし
「大宮は(ナイショだけど)びわこ道のように伸びるコースがあります」
ということなので地元戦では特に期待していいかも(?)。

松石匡選手は小島選手同様に
普段から体調管理にだけは気を配っているのだとか。
宿舎では巣箱(ベッドのこと)に潜りっぱなしという松石選手。
先行・捲りの自力だけではもう若い子には歯が立たないので
戦法はなんでもありでやっていますとのこと。
大宮バンクは「西武園よりは好き」とのことで
まぁ「普通」と言った印象か?

競輪選手と言うのは「本当に一流になると」
専門紙や雑誌などでいろいろな話を知ることができるのだが
A級選手に至っては
「名前はなんとか知っていても顔は知らない」選手がほとんど。
そんな選手がここまで目の前でしゃべってくれるのだから
大宮・西武園のイベントというのは本当に貴重なものである。

よく知らない人は
「A級選手はサラリーマン選手ばかりで競輪を好きでやっている人はいない」
などと言っているのをよく耳にするが
こうして実際の選手の話を聞くと(実像はどうかはわからないものの)
多くの選手から「競輪に対する熱意」を感じることができる。

お恥ずかしながら本当のところ、私も以前は
「A級選手は適当にレースに参加しているだけで競輪に関心などはない」
と思っていた。

が…実際はそんなことは全然なく
普通の男が2人集まれば自然と仕事の話になるのと同じように
選手が2人以上集まると自然と競走の話になるということを知った。

そりゃそうだ。
A級下位であってもS級トップであっても競走参加時のリスクは全く同じ。
それなのに下位の選手では1着になったとしてもたったの6?7万という
ヘタをすると客の配当よりも少ない金額しか手にできないというのに
それを承知で下位の選手は文字通り「命を賭けて戦っている」のだから
そんな選手たちが「競輪嫌い」であるはずがない。

競輪で勝つにはまず選手を知ること。

このイベントは間接的に車券の役に立つことや
より競輪を楽しむための要素が多分に含まれているすばらしいイベントである。