2007年5月 1日
<これはひどい!>君は4.30松戸・開坂の悲劇を目撃したか!?
昨日は松戸競輪F1ナイター開催の最終日。
いきなり1レースで長い長い写真判定の末
3着3車同着というなかなかめずらしい決着が飛び出し観衆を驚かせたが
それはこのあと起こる「嵐の前触れ」だったのかもしれない。
悲劇は7レースに起こった。
このレースは大井崇(茨城・73期)・水書義弘(千葉・75期)・筒井敦史(岡山・85期)による3分戦。
メンバー表を見て私はとっさに「伸びて一着は小磯の名前!」という
漫画ギャンブルレーサーの関優勝のセリフを思い出してしまったが…
さすがにこのメンバーで小磯伸一のアタマは買うことはできず
水書ラインの捲り及び先手取りに期待して篠田宗克先生の頭で車券を買ってみたのだった。
レースは赤板ホームから出切った大井が先行、中団に筒井、後方に水書。
後方に置かれた水書は大きく車間を切って鐘3角から猛然とスパートするが
大井もそれに合わせて発進。
最終1コーナーで水書が大井ラインの4番手まで追い上げると
少し離れ気味に大井ラインの4番手を追走していた北澤成司(岐阜・62期)がそれに併せるように発進。
最終1センターで大井の番手を回る開坂秀明(青森・79期)がフラっと蛇行して牽制(?)すると
それに併せて水書が軽く車をバンク上に振り、運悪くその上に前輪を差し込んでいた篠田宗克の
前輪を水書の後輪が刈り取ってしまい篠田は落車。
アウトに浮いた上に篠田を引っ掛けた水書はそこで終了。
後方から誰も捲ってこない展開となり、番手の開坂は余裕を持って番手から抜け出して
開坂?小磯?大井?北澤の順に入線した。
パッと見は1・水書と8・北澤と7・篠田の相互接触セーフだったし
篠田が死んだ時点で私の車券は終わっていたのでなんの気にも留めなかったのだが
その後程なくして衝撃の決定放送が…。
「開坂選手は失格と判定いたします」
判定理由は「斜行失格」。
場内は大きなどよめきに包まれた。
結果はなんと小磯伸一が伸びてないのにマークで1着。(記録的には「差し」)
その3連単配当はなんと「79万円」。
さらにその後、審議VTRが場内に流されると場内からは「失笑」が起こった。
そう。なにしろ失格した開坂は誰にも接触すらしていないのだから。
大井ラインの4番手を離れ気味に追走していた北澤は
捲り上げてきた水書に割り込まれないように車間を詰めて追走した。
水書は休む場所もないためひたすら踏み続けて巻き返す。
そこを開坂が少し離れた場所からあまり意味のない斜行で水書を牽制。
それを見た水書はとっさに車をバンク上に振ってしまう。
この時、北澤と大井ラインの4番手をアウト併走状態だった篠田は
前を走る水書の外側に前輪を入れ少しでも北澤より前に出て
北澤の押し上げがあっても対処できるようにして走っていたが、それが見事にアダになり
バンク上へ斜行した水書に前輪を刈られてしまい落車。
(北澤と篠田の相互接触があったがどうかは不明)
落ちた篠田に後続の筒井敦史が乗り上げて車体故障。
というのがこのレースの大体の流れである。
「こりゃあこのレースで開坂→小磯→大井を買ってたヤツはうかばれねーなぁ」
たまたま隣で見ていた見知らぬオジサンに私が言うとそのオジサンも「ホントだよ」と同調。
やはりと言うか…当然と言うか…
次のレースの開始時には走路にマークカードをばら撒くことでささやかな抵抗を見せた人もいたし
レース終了時には審判員に激しい罵声が飛ばされていたことは言うまでもない。
このレースは私が思うに「偶然に偶然が重なった事故」としか思えなかったが
松戸の審判にとっては開坂があまり勝負と関係のないところでフラリと蛇行したことが
「事後の競走に重大な影響を与えた」と判断されたらしい。
「この車券を関係者が一枚買っていたのではないか?」
場内では当然のように運営側の陰謀説もささやかれていたし
この日は「歴史に残るミラクルジャッジ」を目撃することができ
場内を訪れたファンたちもさぞ満足だったに違いない。
このプレーは「失格?」「セーフ?」あなたのジャッジはどっち?
私は少なくともこれはセーフが妥当だと思うけど。
= 参考リンク =
松戸競輪ライブオンデマンド
勝手にスポーツコメンテーター森下太志編「ミイラ藤田完全優勝」