2007年6月27日

昭和の空気漂う競輪場(伊東温泉競輪場)

この日は朝に小田原を出発。
海沿いの道をひたすら走りぬけて伊東温泉競輪場へと向かった。

沿道にはいかにもリゾート地らしい景色が広がり
競輪場に行くだけのためにここへ来たことを少々後悔したりもしたのだが
道中で特に何もすることもなく競輪場付近に到着。
少々早く着きすぎてしまったので競輪場の手前にある道の駅に停まって
海辺のマリーナを横目に散歩をして時間潰しをしてみたりもしたのだが
この日は霞がかかっていて見通しがよくなかったのに加えて
このあたりにはテトラポットが立ち並ぶ味気ない景色が広がっていたため
残念ながら心躍らされるような景色に出会うことはなかった。

関東圏の人間にとっては昔懐かしい(?)ハトヤホテルやサンハトヤを横目に見ながら
車を海辺の道から市街地のほうに進めるとほどなくして競輪場入口の信号が見えてきた。
ここは山の傾斜に沿って建つような形の「競輪場としてはありがちな」高低差がある場所に建つ競輪場。
競輪場前に立つ警備員の指示通りに車を進めると
停められた車の数もまばらな駐車場に案内された。

駐車料金はもちろん無料。
この日はF2開催に加え、なぜか京都向日町競輪場F1の全レース併売を行っていたようだが
場内は残念ながら少し前に訪れた豊橋競輪場以上に静まり返っていた。

薄暗い通路を通ると、その先に専門紙の売り場があった。
ここで売られていた専門紙は「小田競」と「ひかり」の2紙。
「ひかり」と言うと400円!というイメージがあるのだが、ここではしっかりと500円で売られていた。

伊東温泉競輪場

バンクの周長は333メートル。
みなし直線は46.6メートルと前橋に匹敵する長さを誇るので
追い込みも十分にききそうなバンクである。
3角を見るとコーナーの進入部のエッジが独特の形をしているように見えたのだが
競走にはそれほど影響はなさそうな感じだった。

場内は昭和の香りを色濃く残した雰囲気。
汚く・見づらく・薄暗い場内は決して一般人に受け入れられることはないだろうが
私のような競輪バカにはこれが逆に「いい雰囲気」に感じられてしまうから不思議なものだ。

海の幸も豊富なこのあたりであるから
売店にはそれなりに面白いものがあるのでは?と期待していたのだが
場内の売店はシャッターが下りている店舗ばかり。
メニューもラーメン・うどんそば・やきそば・串モノとこの地域ならではのものは見あたらず
あまり特色のあるものではなかったのが残念だった。

今回は残念ながらここでゆっくりして行くことはできなかったが
競輪場の近くには多数の外湯も存在するというから次回はそちらも併せて楽しんでみたいところ。

きれい・快適と言った言葉とは無縁の場だが
「またいつの日か昭和の香りを楽しみに訪れてみたい」
ここはそう思わせるような独特の雰囲気のある競輪場であった。