2007年9月25日
東日本縦断女子競輪観戦の旅
まずはすぴRitsが参戦する青森競輪場へ。
本来、群馬から青森へ行くには新潟を経由して日本海側を進んだほうが距離的に近いのだが
山形以北の日本海側は高速道路もなく夜間に営業しているガソリンスタンド等の店舗もまばらであることから
今回は安全策を取って東北自動車道と併走する国道4号線をメインとするルートで北上していくことにした。
23日の午後5時前に群馬県前橋市の自宅を出発。
栃木の足利から鹿沼へ抜け、東北道鹿沼インターから高速道路のETC通勤時間帯割引を利用して
福島県の矢吹インターチェンジまで高速移動。
そこから国道4号線に降り、ひたすら青森を目指して北上していった。
途中、福島県の国道沿いのセルフスタンドで給油するために車を降りると初めて気温がかなり低下してきていることを知り驚く。
地元はこの日も真夏のような気候だったが東北地方に入ってからは道路沿いにある温度計は12から15度ぐらいを示したままだった。
福島からは途中で休憩することもせず、ひたすら北上を続けたせいか午前零時過ぎには岩手県奥州市水沢区(旧・水沢市)に到達。
腹が減ったのでそこで夜食を食べ、再度発進すると今度は眠気が出てきてしまった。
しばし進み石鳥谷や紫波と言った競輪ファンにとってなじみのある地名が現れた頃には眠気はいよいよピークに。
仕方がないのでここでしばしの仮眠休憩を取って行くことにした。
当初は30分ほど寝てすぐに出発する予定だったのだが
気がついてみれば時間はすでに午前5時半。
あたりはすでに薄明るくなっていて慌てて北上を開始することにした。
最初の目的地は青森県の浅虫(あさむし)温泉。
ここにはビルの5階から海を見渡しながら温泉に入れる「ゆーさ浅虫」という道の駅があるが
そこは残念ながら一般向けの消毒薬入りの循環温泉。
それではさすがに面白みがないのでここは街の細い路地を抜けて
駅前の裏路地にある公共浴場へ行ってみることにした。
こちらは道の駅とは打って変わって「源泉かけ流し」の温泉。
いかにも外湯らしいシンプルかつコンパクトな作りだが
施設自体がまだ新しいこともあり中はなかなかきれいだった。

浅虫温泉・公衆浴場「松の湯」
営業時間 午前7時から午後9時
入浴料 350円
無休
ここの温泉は強烈な個性こそないもののなかなかの「温泉の力」というものが感じられるいい温泉。
適度な硫黄臭もあり温度も適当なものなので
ある程度長い時間、ゆっくりと浸かっていられそうな感じの温泉であった。
風呂上りは道の駅の裏通りにある「ろくさん釣堀」(ろくさん食堂)で海鮮丼を頂くことに。

三色丼(1500円)
ここは浅虫を訪れるといつも寄っているお店。
地物のホタテの甘い味に酔いしれつつ、あっと言う間に平らげてしまった。
当初の予定ではここから三内丸山遺跡とその近くにある三内温泉に寄ってから
競輪場入りするつもりだったのだが、この時時間はすでに9時半を回っていたので
そちらは泣く泣く断念して競輪場入りすることに。
到着すると広大な駐車場は(まだ?)ガラ空きのままだった。
ちょっとキモいような気もするのだが
最近努めて着るようにしている「すぴRitsメンバー直筆サイン入りオリジナルTシャツ」に駐車場で着替えて
実に7年ぶりとなる青森競輪場に突入。
入り口では本田美羽さんからすぴRitsエキシビジョンの出走表を手渡していただき
「おはようございます」と挨拶をして入って行った。
が…運悪く、そこですぴRitsのお出迎えタイムは終了。
特になんの収穫もないまま場内で450円という微妙な金額の専門紙を購入し1レースの車券の検討に入ることにした。

この日は屋外の特設ステージ(?)において地元の選手のトークショーや
すぴRitsと伊藤克信氏が参加しての予想会などが行われていた。
地元の選手がしゃべっている最中に車券購入のために席を立つのも申し訳ないので
トークショーを最後まで聞いてから車券を買いに走ったところ
なんと穴場のオバチャンから「これもう締切りだから」と言ってマークカードを返されてしまった。
青森の締切り間近の音楽は非常に分かりにくいもので
特設ステージのほうからでは正直放送の音はよく聞き取ることができず
この日は結局合計3レースで車券を買い損ねてしまった。
イベントもイベントが終わってから車券を買いに行けるように作られておらず、どうも不親切なところばかりが目立つ作り。
バンクのほうも金網だらけでいまひとつ見難い作りになっているし
「払い戻し場所が分からない」という変な作りの売り場も場内の飲食店のクオリティもとても満足できるものではなく
正直なところここは「もう一度行きたいとは思えない」競輪場だった。
その後、場内イベントのサイクルチャレンジで現地で連携していた
千葉の松戸から来ている「すぴファンクラブメンバー」が紹介されると
それを聞きつけたひとりの年配の女性がニコニコしながら私たちのところに近づいてきた。
聞けばその方も夫とふたりで千葉の茂原から来ているのだとか。
「次は取手記念でお会いしましょう」
数分前まで全く知らなかった人と笑顔でそんな挨拶ができてしまうのが競輪ファンのすごいところ。
ここでも各地のグレードレースなどでよく見かける人を数人見かけたし
しまいには偶然にも競輪ネット界で今一番有名な「競輪主婦さん」夫妻まで見かけてしまうという幸運(?)にも恵まれた。
全レース終了後、駐車場に歩いて向かうと
それほど入場者はいなかったはずなのに競輪場の出口通路は大変な混雑となっていた。

そのため競輪場の出口付近で在庫一掃セールを行っていた「とうもろこし」を買って食べながら
すぴファンクラブ会員番号1番氏と話しながらしばし待機。
彼は青森からの夜行バスで帰るということだったので
せっかくなので青森駅まで同行させていただいて青森市街を探索してみることにした。
駅周辺にはいくつか地物の海産物を食べさせてくれるような店があったが
その多くは日暮れごろには閉店してしまうものがほとんど。
一歩裏路地に入るといろいろと怪しい建物やら呼び込みが寄ってくるという
楽しい(?)街を探索しながら歩いていると
暗くなってからもまだまだ営業を続けているお店を発見した。

いろは食堂
青森県青森市古川1-7-3
このあたりは朝早くから営業を開始する店が多いのだが
最近は近隣のホテルが朝食を提供するようになり
朝に外の飲食店を訪れる客が減ってきたためにここは夜までの営業に切り替えたのだとか。
一見頑固親父のように見える店主も話してみれば非常に気さくな方でなかなか楽しかったのだが
出された食べ物はもっともっと楽しいものだった。

海鮮丼(2100円)
どんぶりに大胆にはみ出した海の幸の山。
会話も忘れ一心不乱になって食べたが量だけではなく味にも大満足。
本当はビールが飲みたかったのだが
私にはこれからロングドライブが待っているのでここはじっと我慢我慢。

店を出た頃にはこのあたりに多数点在する「サロン」と称するお店やら
場末のスナック等があやしい光を放っていたが
多少の興味こそあったもののそれらをスルー。
すぴファンクラブ会員番号1番氏とは翌日の松戸競輪場での再開を約束しつつ
青森駅で別れて私は車に乗り込んで南下を開始したのだった。

青森市街で見かけた謎の看板。「大きいサイズの服」を扱っているということだろうか?
青森市から有料道路を経由して十和田に抜け、そこからしばらく4号線を使って南下。
途中でさすがに眠くなったので高速道路に乗り込んで最寄りのパーキングに止まるとそこには

こんな張り紙が…。
競輪場ではたまに大熊正太郎などの熊を見ることはあるが
さすがに実物の熊を見たことはない。
いつか富山の国道を走っていたら道路の電光掲示板に
「○○メートル先、熊出没中」
と表示されておりびっくりしたことはあったが、その時も結局熊さんに遭遇することはできず。
仕方がないのでたまたま車の後部座席に置いてあった「グルーミー」のぬいぐるみを座席に置いて
熊の不意の襲来に備えつつ仮眠をとることにした。
目覚めてからは明け方の東北自動車道をひた走りひたすら南下を開始。

途中で立ち寄った那須高原サービスエリアの「おいでナス」という
あまりに安直なネーミングのマスコットキャラに思わず気絶しそうになったが…
その後も快調に川口ジャンクションまでひた走り出口ゲートをくぐると深夜割引3割引が見事成立。
一万円を超える高速道路通行料ともなると、この3割引は非常に大きい。
ありがとうETC。
僕はきみのことを一生忘れない。
その後は外環三郷を経由して国道298で松戸入り。
松戸に入ってからは松戸ナイターに参戦したあと飲んだくれて帰れなくなったときにたまに利用している
「松戸健康センター」
という渋ーい施設に黒崎直行。
ひとっ風呂浴びたあとに北松戸に向かい駐車場に車を停めてから
ナイターの後にたまに利用している駅前(競輪場至近)にある「菜の花」に行って
ランチ+ビールをいただくことにした。

店内のテレビではスピードチャンネルが放映されていたので
店内で次々と酒をおかわりしながら青森記念最終日を携帯電話からのネット投票で打つことに。
午後3時近くなりお店を出た頃にはもうすでにフラフラ。
入場したしばらく先にはLove9メンバーが待ち受けていたが
とてもじゃないが知らない人と会話なんてできる状態じゃないので
そちらを避けるようにして客席へと向かっていった。
現地では途中から前日青森で連携したすぴファンクラブメンバーと合流。
Love9の相変わらず派手な競走とS級決勝で見せた武井大介のバースデイ暴走に卒倒しつつ
一日競輪を楽しんだ。
競輪の後は健全にノンアルコールでコーヒーを飲みながら優雅に夜中まで激論を交わし
車に戻ってしばしの休息をとった後に帰宅。
2日半…総走行距離1800kmにも及んだ今回の「東日本縦断女子競輪観戦の旅」は
幸運にも何事もなく無事に終了することができて何よりだった。