2007年10月10日

2007年南関東地区プロ自転車競技会(平塚競輪場)

競輪開催のない10月10日は全国で一斉に「地区プロ」が行われ
「全プロ」そして「寛仁親王牌」出場の権利をかけて
プロフェッショナルサイクリスト…いわゆる競輪選手達が各競技種目において覇を競い合った。

どうせ地区プロを見るなら大物揃いの中部地区のものを観に行きたいと思っていたのだが
競輪開催と違って競技には当然車券発売もなく
余程の競技マニア・選手マニアでなければ間が持たなくなることがわかっていたので
今回は中部(四日市)行きを諦めて、友人が素人脚自慢に出場するという
平塚競輪場へ行ってみることにした。


素人脚自慢は実用車(いわゆるママチャリ)を使って行われた。
出場した人の話ではギアはかなり軽いものが入っていて全然前に進まなかったとか。
それでも出場した選手は必死になって自転車をこぎ、組によっては直線勝負が白熱し
観衆から拍手が起こるほどの好勝負も繰り広げられていた。


事故防止の観点から
「勝負にならないと思ったら無理をしないでください」という注意が事前にあったそうで
スタートで立ち遅れた参加者の中には「ネタ」に走る人まで登場。
客席にはほとんど人がいなかったこともあり、非常にのんびりしたムードの中レースが行われ
上位3名は競輪選手とハンデをもらった上でママチャリで対決することができる権利を手にした。


ハンデをもらった上で選手とママチャリで勝負をするレースでは
五十嵐力選手がボディスーツに身を包んだ状態で登場し
わざと大外を回ったりして遊びつつも勝つという、さすがプロと言えるすばらしい脚力を披露した。


この日はあくまで競技会なので、そうした「アトラクション」が終了すると
たちまちこんなすごい自転車が登場するトップアスリート同士の対決がスタート。


最後に行われたケイリンでは後方から海老根恵太選手(写真)が捲り
直線で鈴木誠選手が差すという実戦さながらのレースが繰り広げられ
場内からは大きな拍手が起こっていた。


最後の表彰式では出場選手が全員整列。
ひとだかりの隙間からは山本健也選手の姿が見えた。

競輪場では指導上バンクで一喜一憂することのできない競輪選手も
この日ばかりはタイムが出なかった悔しさからバンク上で絶叫したり
バンク内から他の選手に声援を送ったりと
普通の競技アスリートと変わらない一面を多数見せていて、見ていてなかなか面白かった。

地区プロは一般人でも普通に入場して観戦できるのに
場内を訪れた競輪ファンがほんのわずかだったのは少々残念なところ。

競輪と競技は全くの別モノではあるが
機会があれば毎年行われる全プロ・地区プロで普段と違う選手の様子を見に
競輪開催のない競輪場に行ってみてはいかがなものだろうか?

= 参考リンク =
・「ケイリンアーティスト」中村浩士ホームページ
・コバケンヤケイリンデス「南関東地区プロ自転車競技大会」