2007年11月30日
別府競輪場に競輪の写真を撮りに来ていたおじさんがいた。
きれいに改装された別府競輪場は写真を撮る者であれば誰もが
「ここならきっといい写真が撮れそうだな」
と思えるくらいにいい角度から競輪競走が見られるすばらしい施設。
この日、別府競輪場のホーム側の見通しのいい場所で私がレース観戦をしていたところ
横から一眼タイプのデジタルカメラを持ったおじさんが寄ってきて撮影を始めた。
「ここって写真撮っても大丈夫なの?」
と私がそのおじさんに聞くや否や、当然のように(?)警備員が寄ってきて
「許可のない人は写真を撮らないで!」と撮影をやめるように命じられた。
「私は競輪場というものに今日始めて来たんです。
競馬場では写真を撮っても大丈夫だから、それと同じつもりで来てみたのだけど…こんなことならば来なければよかった…。」
ガッカリするおじさんに私は
「じゃあ、俺がどうやったら許可がもらえるのか聞いてみようか?」と言うとおじさんはニッコリ。
近くにいた警備の人に質問をぶつけてみることにした。
Q.「どうすれば許可がもらえるんですか?」
A.「競輪の事業部に申し込んで関係各所の許可が下りればプレスに限って許可が出ると思います」
Q.「プレス以外の個人じゃ撮影許可は下りないの?」
A.「外国人の方などが競輪は珍しいということでよく撮影にお見えになるのですが
その方たちが許可を申請しても一度も審査を通ったことはありませんので恐らく無理だと思います。」
Q.「関係各所ってもしかしたら選手会のこと?」
A.「そうです。選手の肖像権を守るために当競輪場では撮影禁止とさせていただいています。」
警備の人は続けて
「本当はいろいろな方に写真を撮ってもらえるということは、いろいろな方に興味を持ってもらえ
尚且つ宣伝にもなると思うのですが、申し訳ありませんが現状ではそのようなルールとなっております。
施設もきれいになったことですし、みんなで楽しくやれるのが一番いいことだとは思うのですが
そのような事情がありますのでなにとぞご容赦ください。」
と詳しく説明してくれた。
私もこれまで「前橋」「いわき平」「宇都宮」「松戸」において警備員から撮影についてクレームを受けたことがあるが
そのうち「選手会が選手の肖像権を守るために撮影禁止にしている」との説明を受けたのは前橋のみだった。
あとは「このことがあなただけの私見であっては困るので一応会社名とお名前を聞かせていただいてよろしいですか?」と言うと
「なにをいちゃもんつけてるんだ!」と瞬時に逆ギレしたのは松戸と宇都宮。
いわきの警備員に至ってはその場から逃げ出してしまう始末。
別府のこの方のようにしっかりと現状を説明してくれる人がいたならば
これによって競輪を嫌いになる人はいなくなるとは思うのだが…。
この方には最後に「ご丁寧に説明していただきまして、ありがとうございました」とお礼の言葉を述べておいた。
それにしても、話を聞いておじさんも呆れ顔だったのはやはり選手会が肖像権を主張しているというところ。
競輪選手は肖像権が堅く守られた大スターですから
皆様くれぐれも罵声などは飛ばさないようにお願いいたしますね。