2007年11月15日

流れを大切に…(小田原F1)

競輪選手の中には競走参加前に縁起担ぎをする人も多いと聞くが
競輪場に勝負をしに行くのは選手もファンも同じ。
当然、車券を買う側のファンにも縁起担ぎやジンクスといったものが存在することと思う。

かくいう私もそういうことを気にする人の一人で、実際にいつも守っている事柄がいくつか存在する。
・競輪場に行く日の朝には必ず風呂に入る。
・真剣に車券勝負をする時は人と口をきかない。
(もしくは気心知れた人間と以外は一緒に競輪場に行かない)
・必ず1レースに間に合うように競輪場に行き、1レースから全レースを打つ。

少々非科学的な物言いではあるが、勝負事には「流れ」というものがあり
うまく行くときには大概、朝から「水が高いところから低いところに流れていくように」
万事スムーズに事が流れていくものである。

私は決して人嫌いな人間ではないのだが
そんな時、近くに「水の流れを遮るような人間」がいると
不思議と勝てるものも勝てなくなってしまうから不思議なものだ。

「誰にも邪魔されず自分だけの流れを作る」
この日はそんなことをテーマに前日に参戦した松戸競輪場から
F1開催「城下町おだわらツーデーマーチ杯」が行われている小田原競輪場へと向かった。

そもそも「城下町おだわらツーデーマーチ」って何だろう?と調べてみると
「箱根や湯河原など神奈川県西部の相模路の自然と歴史を楽しみながら歩く」という
ウォークラリーの大会であるという説明があった。

小田原というと車で行けば道路が狭く、いつも道が混雑していて駐車場も手狭という印象があるし
新幹線で行けば、なぜか最終レース終了後の送迎バスがなく
近隣にある高校生と肩を並べながら駅まで歩かなければならないため
このあたりの自然に触れるどころか行き来するだけでいつも疲れ切ってしまい
未だに私は小田原城にすら行ったことがなかったりする。

せめて競輪場の駐車場がもっと広ければ
1レース開始前に小田原城周辺を散策してから競輪場に入るということもできるのだろうが
現状では早い時間に駐車場に入って、開門まで車内で本でも読みながら待機しているしかないのが現状。
これについてはいつも「もったいないな」と思ってしまう。

この日も早い時間に来て入り口に程近い場所にある駐車場に待機して1レースの顔見せに間に合うように入場。
入り口の専門紙売場ではいつものように「小田競」ではなくコメントたっぷりの「サイクル」を買い
朝からいつも元気なサンサンガールズのブースを横目に観客席へと向かっていった。

この日は朝からなかなか楽しいレースが展開されていて
地味ながら群を抜いて「口の悪い」小田原のファンは例のごとく罵声を飛ばしまくり。
そんななか私はひとりでニヤニヤしながら一日競輪を楽しんだ。

場内を歩き回っているといろいろな人に出くわしてなかなかおもしろい。

「あぁ。1レースから来てれば儲かったんだけどなぁ…。今日はもうダメだ…。」と悲痛な叫びを上げるオジサンや
ああだこうだと持論を展開するオッサン達にニコニコしながら「能書きは赤板からにして」と
謎の言葉を投げかけながら闊歩する名物「リュックおじさん」。
さらに「今日の電車の切符の番号がよぉ、157でそれのボックスで買ってたら万車券が取れちゃったよ」と
笑いが止まらない様子のおじさんもいれば
若干足腰が弱っているにも関わらず、ひとりで競輪場に来てイスに座りながら展開予想をブツブツと唱えて
毎レースしっかり車券を買っているおばあさんの姿やらいろいろなものが見えてなかなか面白かった。

最後はこの日のメインイベントである伊藤正樹選手のレースを目の前で見ただけでなく
小田原競輪場では毎レース行われている勝利者選手インタビューも間近で見ることができ大満足。

自分の中でいい流れを維持したまま次なる目的地へと進んで行くこととなった。