2007年11月29日
競輪はやってはいないけど…(西方見聞録 Stage1.5 武雄温泉)
防府競輪場を出た私はこれからの移動に備えて給油をした後
最寄りの防府西インターから高速に乗り一路九州へと進んで行った。
競輪の最終レースが終わった後の時間帯(17時から20時)はETC通勤時間帯割引が適用されるため
連続通行距離が100kmを超えない範囲であれば通行料金が50%オフになるというおいしい時間帯。
調べてみたところ防府から100km以内というと、ちょうど福岡の門司まで行けるようなので
その後のルートは門司から福岡都市高速まで進み金剛ランプから鳥栖・武雄を経由して佐世保に向かうこととなった。
私は車にナビも載せていないし、地図も全くと言っていいほど持っていない。
頼りになるのは頭の中に描かれた地図と己の方向感覚だけ。
車での旅打ちはこんな感じに進みながら経路を考えて行くというのもまたおもしろいところだ。
夜の国道を駆け抜けて佐賀・長崎方面に進んでいくと、ところどころで夜空に輝く光の要塞が姿を見せる。
長い間、連続して車を運転しているのも体によくないと思い
試しに佐賀市付近でその光の要塞に飛び込んで行ったところ
あっと言う間に懐にあった福沢諭吉翁がいずこかへ旅立って行ってしまった。
光の要塞はいわゆるパチンコ屋という建物だったのだ。
その後は気落ちしつつも淡々と佐賀・武雄方面を目指す。
途中で遭遇した何台かの地元のヤンキーおねーちゃんのえげつない運転に驚きながらも車は武雄市内へ。
本当は佐世保に行って競輪が始まるまでホテルに宿泊しようかと思っていたのだが
そこまで体力が持たず、結局武雄市郊外にある道の駅に飛び込んでそのまま仮眠に突入してしまったのだった。
当初は仮眠のつもりだったのだが、実を言うと2日間ろくに寝ていなかったこともあり
目覚めてみるとすでに陽は高くなっていた。

一旦ここを出てみてから気がついたのだが、この武雄の道の駅の名前は
「荒井」でも「井上」でもなく、なぜか「山内」。
それが地名なのだから仕方がないことなのだが…
私はふと「山内卓也」がニヤリと笑った顔を思い浮かべながら車を武雄温泉の温泉街のほうへ走らせていった。

武雄温泉のいいところはなんと言ってもいわゆる外湯(立ち寄り湯)が充実しているところ。
武雄競輪で行われるグレードレースのレース名にもなっている「楼門」の周りに
いろいろな種類の立ち寄り湯が用意されていて、それが早朝から開いているというのだからすばらしいとしか言いようがない。

今回はその中でも最もスタンダードな元湯(300円6時半から24時の営業)へ。

持ち込むタオルは「ふるさとダービー松阪」でもらったものだというところがなんだか笑える。
中はとても温泉場の公衆浴場とは思えないほど、風流さと現代的なきれいさがうまく融合したような作り。
熱湯とぬる湯に分かれた2つの浴槽に注がれる温泉も絶え間なくドボドボと掛け流されていて
非常に気持ちよい温泉だった。

このあたりには他にもいろいろな立ち寄り湯や宿泊施設などが揃っていて
いつの日か武雄競輪場を訪れることができたなら、ぜひここに宿泊していろいろ回ってみたいもの。

こんなところに来ると思わず時がたつのを忘れてしまうが
楼門の脇に掲げられた「武雄競輪」と「唐津競艇」の告知ポスターを見て当初の目的を思い出しふと我にかえる。

ここまで来れば佐世保競輪まではあと少し。
特に先を急ぐ必要もないので、佐世保に向かう国道をゆっくり進んでいくことにした。
=参考リンク=
武雄温泉公式