2007年12月 3日

不思議の国のサテライト(西方見聞録 Stage6 サテライト山陰)

院内温泉を出た私はところどころ建設中で途切れている高規格道路を乗り継いで小倉方面へ。
途中、ロードサイドにあったすき家で好物の「メガ牛丼豚汁サラダセットキムチ・たまごつき」というすごいものを食べたのち
「ふぐ」が口をあけている絵が描いてある関門トンネル(普通車150円)を抜けて下関へ。

そこからは難読地名で有名な特牛(こっとい)をかすめて長門・萩・石見(いわみ)を抜け出雲に出て
熊本全日本選抜競輪3日目の場外発売が行われている「サテライト山陰」に行ってみることにした。


サテライト山陰は山陰道(安来道路)の東出雲インターを降りてすぐの場所にあるサテライト。
しかしランプを降りてすぐの場所に案内看板がなかったため、一旦国道まで出てみたところ
実はランプを降りた先をすぐ右に曲がったところ(松江方面から来た場合)にサテライトがあることが判明。
結局何度もこのあたりをウロウロして探すことになってしまった。

サテライト妙高(新潟)やサテライト川越(三重)あたりも特定方向にしか案内看板がなく
何度か周辺をウロウロした結果見つけることができたのだが
どうもサテライト(競輪場外車券売場)というものは半公共施設であるにも関わらず
肝心の場所に案内看板がないケースが多い。
keirin.jpの案内文もサテライトに関しては非常にアバウトな記述が多いため
各地のサテライトを訪れる際には事前に各サテライトのホームページなどで詳しい行き方を調べておくと良いだろう。
(ちなみにサテライト妙高への行き方は道の駅あらいを「山側」に進むと書いてある。
 現地は北以外みんな山に囲まれているにも関わらず…。)

サテライト山陰
紆余曲折を経たがひとまずサテライト山陰に到着。
なんだかここは田舎のパチンコ屋みたいな雰囲気の建物である。

 
中はこんな感じ。
奥には大きなモニターが2台用意されていたが、こちらのモニターは非常に映りが悪く
はっきり言って誰が何をやっているのかよく分からないようなレベルの映像だった。
しかし天井に取り付けられた他場と同じワイド型液晶モニターの映りは普通。
新しくできたサテライトなのに大型モニターだけはどこかのお古でも使っているのだろうか?
ここはかなり大きなマイナスポイントだった。

場内は完全分煙。
喫煙派の人も普通にたばこを吸いながら競輪をやれるし
私のようにたばこを吸わない人間も快適に過ごすことができた。


場内で飲める無料のお茶は給茶機ではなく、なんとポットに入っているものを自分で汲むスタイル。
この手作り感がなんともいい感じではないか。

 
ここは玉野競輪場のサテライトという位置づけなので
場内には石丸寛之選手のピストレーサーや玉野競輪のマスコットキャラ「ガッツ玉ちゃん」の姿も。
となりにいるドラえもんに出てくる「ジャイアン」のようなキャラは何なのかと思っていたら
これは東出雲出身で1800年代に横綱として活躍した(らしい)陣幕久五郎という人をモチーフにしたものだそう。
それにしても入幕から引退までの勝率が94.6%とは…ありえないほどに強い人だったに違いない。

この日は平日ということもあってか特別席に入っている人は別としてフロアにいる人の人数を数えてみたところ
お昼の段階で場内にはわずか55人の客しかいなかった。

山陰は競輪場もない競輪不毛の地であるから仕方がないことなのかもしれないが
これでは少しばかり寂しい気もする。
サテライト山陰側もそれはよく分かっているようで

場内で無料の展開予想表を配って新聞なしでも競輪が打てるように配慮したり
山陰道の一部区間の通行料金と駅からのタクシー代を片道負担したりと
さまざまな対策を講じて顧客の確保に努めているようだ。

帰りに玄関のところを見てみたら、傘立てにたくさんの傘が差し込んであった。
入るときには「これはみんな客の傘だろう」と思っていたのだが
実際にはこれはサテライト側が客のために用意した傘だった。

「駐車場までご自由にご利用ください」
「使用済みの傘は駐車場にそのまま置いて行ってくだされば係員が回収にあがります」

ここは競輪不毛の地である山陰であるせいか
普通の競輪場・サテライトの類とはどこか異質な雰囲気が漂う不思議なサテライトだった。

=参考リンク=
・サテライト山陰公式ページ