2008年1月 2日

競輪はやっていないけど…(雪の弥彦神社・ロープウェイ・新潟市内散策)

昨年中は実に14日も現地参戦して地元・前橋競輪場に次ぐ参戦回数を記録した弥彦競輪場。
この日は隣接する弥彦神社が初詣客で混雑することを考慮してか、残念ながら弥彦競輪場での場外発売はなかったのだが
雪が絶え間なく降り積もる三国峠を越えて、約2ヶ月ぶりとなる冬の弥彦を訪れてみることにした。

私の地元である群馬県にはたくさんのスキー場があることなどから時々勘違いされることもあるのだが
関東平野の延長線上にある前橋市においては真冬になっても雪が降ることはほとんどなく
何かの間違いで雪が降り積もることがあればたちまち市内の交通はマヒしてしまうという土地柄。
そのため車のタイヤは未だにノーマルタイヤのままなので、今回は車ではなく上越新幹線に乗って弥彦へと向かった。

いわゆる上越国境を越えるとあたりは一面の雪景色。
線路上では消雪のためのスプリンクラーが絶え間なく働いていたのだが
新幹線が長岡に達したあたりから急激に回りの雪の量は少なくなりだし
弥彦最寄りの燕三条駅付近では道路上にはほとんど雪が残っていないという状況に。
新潟は雪深い所というヨソ者の勝手に作り上げたイメージを見事なまでに打ち砕いてくれたのだった。


燕三条からは手動扉の電車に乗って弥彦行き。
燕三条駅の連絡口の脇にはすごく小さい券売機が備え付けられていたような気もしたのだが
そこで切符を買わずにそのまま電車に乗り込んで弥彦駅に着いたところで駅員に燕三条駅から乗ったことを告げると
普通に精算できてしまうあたりはさすがローカル線と言ったところだろうか。

駅舎を出ると、そこにはいつもとさほど変わらない弥彦の風景が広がっていた。

弥彦分水堂パンダ焼き
途中では弥彦の定番のお菓子「分水堂菓子舗のパンダ焼き」を買ってから弥彦神社へ。

まずは参拝よりも先に境内の鹿舎にいる鹿様にご挨拶をしに行ってみることにした。
弥彦神社の鹿さん
冬毛に生え変わったのか…ただ単に被毛が汚れているだけなのかは分からないが
なんとなく夏場とは色合いの違う毛色の鹿様は
競輪場で金網越しに「ユニフォームくれ!」と叫んでいる競輪客のように
なんとなくこっちを向いて「食い物くれー!」と言っているようにも見えなくはない。

なので、本当にこれを鹿にあげていいものなのかは分からないが
手に持っていたパンダ焼きをちぎってあげることにした。

食べている様子を写真に収めるためにわざと届きにくい場所にパンダ焼きをセット。
引いてカメラを構えると、ちぎったパンダ焼きを頬張りに行こうとするチビ鹿さんの横に大物の鹿が競り込んできて
たちまち大物の鹿がパンダ焼きの番手を奪取。
大物の鹿は頭に乗せた派手な飾り(?)が邪魔にならないようにうまく工夫した上で
  
鮮やかにパンダ焼きを「ベロリ」と食べてみせたのだった。

かわいそうなので番手勝負に敗れてしまった子鹿さんにも、競走に敗れた選手をなぐさめる(?)時のように
「次はがんばれよ!」と声をかけながらパンダ焼きのカケラをあげてから神社へ。


途中、なにやらお焚き上げのようなものが行われていたので近づいてみると
そこはなぜか「するめ」を焼く人たちであふれていた。

正直言って私はこういう風習を初めて見たのでびっくりしてしまったのだが
神社内だけでなく神社に向かう道中にある店にも「竿にぶらさがったするめ」が売られていたように
これが新潟では普通に行われる初詣の風習であるようだ。

弥彦神社とするめ焼き
参拝客の列の上にたなびく、こんがり焼けたするめ焼き。
ここ弥彦ではこんな光景が最もお正月らしい光景なのかもしれない。

神社参拝後はいままで行ったことがなかった弥彦山ロープウェイへ。
なかにはたどり着いた先にあらわれた「往復1200円」の文字を見た瞬間に引き返す人もいたが…
せっかくなのでロープウェイに乗って弥彦山頂にあがってみることにした。

弥彦山ロープウェイ 弥彦山ロープウェイ
乗り込むと思ったよりも速いスピードで上がって行くロープウェイ。

弥彦競輪場
頂上から見下ろすと雪をかぶった弥彦競輪場の姿も確認することができた。


ロープウェイには案内役のおねえさんが同乗し、いろいろと案内をしてくれる。
ここのロープウェイは上下線が同時刻に発車するようになっているため、中間地点では必ず上下線がすれ違うのだが
そのポイントで唐突に窓の外に向かってニッコリ微笑んで手を振るガイドさんの姿がなんだかとてもかわいらしかった。

弥彦神社初詣
下界に降りると雪が降り出していたのだが、参拝者は増える一方。
この直後には入場制限もされるほどの混雑になったのだが
私はと言うとのんきに「かわいい巫女さんいないかなぁ」と巫女さんのほうにばかりみとれていたのであった。

弥彦神社
普段では考えられない混雑ぶりに
ここにいる人の1パーセントでも弥彦競輪場に引っ張れればいいのになぁ…と考えてしまったが
駐車場が一杯になってしまうほど混雑しているこの状況では
たとえ場外発売であっても開催するのはなかなか難しいことなのだろう。

駅までの帰り道にはまだ行ったことがなかった弥彦の食堂で遅めの昼ごはん。
すぴカレンダー
お店の片隅にしっかりと競輪場のカレンダーが貼られていたのはさすが弥彦と言ったところだろう。

駅に戻ってみて時刻表を確認してみたところ、なんと次の電車が出るのは一時間先であることが判明。
普段は車で来ているので全く気がつかなかったことだが
弥彦に電車で来る場合には電車の出るタイミングを考慮して、しっかりと滞在計画を立ててやる必要がありそうだ。

その後は吉田に出てから越後線に乗り約1時間かけて新潟市内へ。
万代橋
新潟市内にはいろいろなお店が揃っており東京都内と同じように…とは行かないまでも
いろいろなお店を見て回るだけでもなかなか楽しいところだった。

帰りは万代バスターミナルから各地へ向けて伸びている高速バス網を利用して
車が置いてある高崎駅まで帰ることに。(高速バスは弥彦最寄りの燕三条で乗車・下車することも可能)
高速バスは新幹線と比べるとかなり格安な料金なのが非常にありがたい。

雪によって不便な生活を強いられる地元の人からすればたまったものではないかもしれないが
深々と雪が降るこの時期の新潟は、普段雪に触れることのない地域の者からすれば
非日常的な時間が過ごせる夢のような場所。

冬の間は残念ながら競輪の開催が行われることはないのだが…
また雪が積もった頃にでも、場外発売中の弥彦競輪場に「非日常」を味わいに来てみたいと
帰りのバスの中で早くも次の弥彦行きのプランを組み立てる私なのであった。