2008年1月 9日

衝撃!在校一位が全く歯が立たず!(西武園F2チャレンジレース初日)

衝撃的なシーンだった。
逃げても捲っても「ぶっちぎり」で勝って当然と見られていた93期在校成績1位の超エリート選手・今井祐介(茨城)が
たった79.85点の平均競走得点しか持たない小塚慎二(北海道・92期)に全く歯が立たないとは…。

デビュー戦は緊張で脚が三角に回ってしまったとでも言うのだろうか?

見た感じ、決定的にスピードが足りず
小塚を叩けないばかりか併走状態にすら持っていくことができなかった今井祐介。
その見事なまでの惨敗ぶりに、在校一位の今井の圧勝シーンを見に集まった観衆は一様に天を仰いだ。

この日の西武園競輪場は93期生3人のデビュー戦ということもあってか
アサイチのレースから、観客席にはいつものヒラ開催では見かけないような若い女性達のグループの姿や
新人選手の姿をカメラに収めようとする人の姿もいくつか見られた。

その中には93期生の友人とおぼしき若者達のグループの姿もあったのだが
結局のところ93期生はいずれも連絡みできずに惨敗。
その応援団の横でレースを見ていたオジサンなどは、93期生のあまりの不甲斐なさに
「バカヤロウ!あんなレースやってたんじゃすぐにクビになっちまうぞ!」と怒りをあらわにするシーンも見られたが
応援に集まった若者達は「なんで今日デビューしたばかりなのにクビになるの?」と不思議そうな顔をしていた。

今年から始まったチャレンジレースは競輪選手の中でも最下層にあたるA級3班の選手だけで構成されるレース。
その中に実戦経験のない新人とは言え、在校成績で堂々1位の成績を残した今井が入ったのだから
まず負ける訳がないと見るのが大方の見方だったが
結果は小塚を叩けず捲れず、全くいいところなしの惨敗に終わってしまった。

最終直線ではインをすくって抜け出しを図った際にバランスを崩して落車した
かつてのB級戦のスター安孫子裕(神奈川・85期)に乗り上げて前転しながらの落車というおまけつき。
最後はなんとか自力で立ち上がって携入し、完走は果たしたものの
デビューシリーズから2日目以降を途中欠場することになってしまうという散々な滑り出しとなってしまったのだった。

惨敗してしまった今井もまだまだ勝負はこれから。
自分に合った仕掛けのタイミングを覚え、鍛錬によって脚力をアップした暁には
長野・ソルトレイク・トリノと3つのオリンピックにスピードスケート日本代表として出場したという
輝かしい実績と抜群の身体能力が開花し、きっとすばらしい競輪選手となってくれることだろう。

チャレンジレースなんて所詮A級3班の選手だけのレベルが低い競走でしょ…と
頭ごなしに馬鹿にしてかかるのははっきり言ってやめておいたほうがいい。

こうして学校時代のエリートをいとも簡単に撥ね返して見せたように
競輪選手とはすべての選手が厳しい試験と訓練を切り抜けてきた文字通りのエリート揃いの超人集団なのだから。

= 参考リンク =
・明治製菓SAVAS今井祐介・二宮清純による対談記事