2008年1月22日

前橋F1の決勝を三国志ジェネレーターで再現してみると

今回の前橋F1の決勝戦は
志村太賀(山梨)-小林大介(群馬)-品田浩二(群馬)-尾崎和人(群馬)
松尾淳(岐阜)-笠松信幸(愛知)-杉山剛(福岡)
須賀和彦(茨城)-茂木和臣(埼玉)
…という構成の3分戦。

メンバー的に考えられる作戦としては北関東連携で須賀が松尾を抑えて
その上を志村がドカンと発進するという作戦があった訳だが、今回はそんなミエミエの作戦はやらず
まずは後方から上昇した須賀が一応志村を抑える格好をしてから赤板で誘導を切って前受けの松尾を抑える。

この時、松尾が

こんなことを考えたかどうかは分からないが
ここから松尾は前の須賀を無視して志村の後方からの仕掛けに合わせて発進することだけに固執。
ついには須賀が先行、中団のインに松尾、アウトに志村と併走状態で叩き合う展開となってしまう。

…という展開になれば、当然心ときめいたのは須賀の番手を回った茂木和臣と志村-小林の後ろにつけた品田浩二。

須賀が人柱となって没すれば自分の着もないが
志村・松尾の両者が中団で叩き合う展開となれば自分のアタマまである茂木と
志村がカマシ・捲りの仕掛けでは最悪千切れてしまう可能性もあるが
外併走から志村が潰されたとしても小林大介が自力発進してくれさえすれば容易に2着が拾える品田は
この時点でとっさにこんな心境になったことだろう。

しかし、このシリーズにNHK山梨放送局のドキュメンタリー制作班が同行していたという志村は
最終1センターで早くも売り切れた松尾を尻目に驚異の二の足を使い
最終バックでは先行する須賀を一気に捲って出るという、まさに闘魂の走りを見せる。

最終3角で先頭に出切った志村は「俺が最強だ!HaHa!」と
孔明没後の魏延の様に「俺を倒せる者がいるか!」と高らかに叫んだかどうか知らないが
早めに番手捲りを打とうかどうか迷った(?)小林大介を後方に置いて最終直線を先頭で立ち上がる。

しかし志村の本当の敵は自分の直後にいた。

志村の捲りに乗った小林大介は必死の形相で志村を追いかけ
「差し」と言うよりも「捲り」に近い稲村成浩ばりの突っ込みで容赦なく志村をとらえて優勝したのだった。

地元の小林大介の優勝。
そして堂々の1番人気の決着に沸く場内。
そんな中で「いいひと」小林大介と志村太賀は評判のさわやかキャラを貫き通したが
志村の帰宅後、富士吉田の集落では

こんな声が響き渡ったとか、いないとか…。

短い時間にさまざまな人間ドラマが渦巻く競技。
それが競輪。

レースの中に義理人情や裏切りなどを垣間見ることができるこの競技は、まさに三国志そのものなのかもしれない。

= 参考リンク =
・三国志ジェネレーター