2008年3月18日

一番人気で決着したからいい…で済まされてはいけない

日本選手権競輪初日10レース。

このレースは峠祐介(埼玉・78期)と海老根恵太(千葉・86期)の自力型2車に
鈴木一央(福井・63期)が単騎
立花成泰(岡山・82期)が同県の先輩である星島太(66期)を引き連れて「埼京の後ろから」挑む競走。

新聞のコメントによると立花曰く
「桑原さんに埼京の後ろを薦めたが回らないというので自分が回ることになった」(競輪専門紙アカギより)とのことだったが
選手紹介ではなぜか峠祐介-川口満宏の後ろにちゃっかりと桑原大志(山口・80期)が回り
その後ろに立花-星島が回るという中国結束か山口・岡山別線なのかよく分からない構成に落ち着く。

実際のレースでは打鐘で出切った峠がピッチを落としたところを
鈴木一央が上昇して前を切り、それにとっさに立花が切り替えて行く展開。
遅れて立花を追いかけて来た星島と仕掛けに行った峠のタイミングが合ってしまい
最終ホームでは星島と立花の間に挟まれる格好になった峠が立花に追突するようにして双方が落車。
落ちた峠に乗り上げて後続の桑原大志も落車して都合3車が落車。
後方に置かれた海老根恵太ラインがそれをうまく回避した上で鈴木一央の先行を捲り、ライン3車で上位を独占。

見事な一番人気での決着となり、大量落車で客離れどころか「大量落車で本命党が命拾いする結末」となったのだった。

一度は立花に峠-川口の後ろを回るように薦められたものの、それを敢えて蹴ってコメントを「前々」としたというのに
なぜか本番ではトボケて埼京の3番手を回っていた桑原大志。

もしかすると後輩の立花に余計なことを言われたことが面白くなかったのかもしれないが
客は決して安くはない新聞(専門紙やスポーツ紙)を購入し、それを唯一の頼りとして車券を買っている以上
前日のコメントを覆されてしまうと、その新聞が全くの無駄になってしまうばかりか
選手紹介が行われる前に前売りで車券を購入した人の車券が全くの死に票になってしまう可能性もあるため
本来であればこういうことは選手として絶対にやるべきではない。

選手も人の子だし、一晩寝たら考えが変わるということもあるかもしれないが
その行為は確実に車券を買っている客を裏切ることにつながることを絶対に忘れてはならないのだ。