2008年3月19日

脚が違う!運も違う!(日本選手権競輪2日目)

直前の玉野記念を制し勢いに乗る伊藤正樹(愛知・71期)は日本選手権競輪2日目に登場。

このレースは三ツ石鮮魚店(徳島・86期)と石橋慎太郎(静岡・88期)との3分戦。
捲りを主戦法とする伊藤としては最低中団が欲しいところだが
石橋慎太郎がスーパーダッシュを生かしたカマシを得意とする選手だけに
ハナから三ツ石の先行と決めてかかってしまったのでは最悪7番手に置かれてしまう可能性もある。

普通であればカマした石橋を三ツ石が突っ張り切る
もしくはカマして出切った石橋を三ツ石が早めに捲り返した時に
そのスピードを借りてそれ以上のスピードで捲り追い込むなどの展開の助けがない限り
石橋が三ツ石をカマして出切った瞬間に伊藤は用無しになってしまうのが現代の競輪というもの。

それだけにこれまでの伊藤であれば
こうした番組はかなりの確率で「飛んでいた」と言ってもいい典型的な番組であった訳なのだが
このレースでは石橋のカマシに番手の望月が千切れるという幸運もあり
一見届きそうもない位置に置かれてしまった伊藤が
後方からすばらしいスピードで豪快に捲って中部3車で上位を独占する結果となったのだった。

この競走では石橋のカマシに望月が千切れたのが最大のポイントだったようにも思えるが
一見届きそうもない位置から捲り上げた伊藤のその脚は
確実にこのレベルの選手とは次元が違うものであることを証明したかのようなもの。

脚が違う。
そして運も違う。

最後に島野に食われたのは3.54ギアを使う伊藤の「仕様」とも言えるオチだったが
その超高回転捲りには尚一層磨きがかかっている様子。

伊藤正樹の快進撃はまだまだ続いて行きそうな雰囲気である。

= 関連ログ =
・競輪雑誌より面白い?(稲沢市広報)