2008年5月 3日
今年のGWはレース選択の余地があってなかなかよろしい
最近は特に連休中にグレードレースが開催されている間はヒラ開催が休みになるケースが多くなっているが
今年のゴールデンウイークは東日本では西武園、中部では名古屋、西日本では玉野
それに夜は函館・京王閣のナイターといくらかの選択の余地というものを残してくれた開催スケジュールで
私のようなグレードレースがあまり好きではない変わった人でも競輪を楽しむことができる態勢が整っていたことは
十二分に評価するに値することであったように思う。
人それぞれの考えがあってのこととは思うが
競輪ファンの中にはグレードレースしかやらない人や
ヒラ開催をやったとしても最終レースかそれに近い後半レースしかやらない人もかなりの数存在する。
「今日は決勝だから大きく勝負してみるか」
かつて私が競輪を始めたばかりの頃、そう言って決勝戦の車券検討に入った人がいた。
笑ってしまうような話だが、競輪を始めた頃の私にはどうしてもその考えが理解することができず
その人にとっさにこう聞いてしまったことがある。
「なんで決勝だと大きく勝負する対象になるの?そんなのどのレースでも一緒じゃねえの?」
競輪とは数日間に及ぶ一開催のレースの積み重ねが織り成すドラマのようなものであり
勝ち上がりの段階の内容というものが決勝戦の展開を大きく左右することもある。
また、それまでのレース振りから個々の選手の状態を把握することもできることから
いわゆる「脚見」を車券に生かすことができるという意味からも決勝戦の車券というものは買いと言えるのかもしれない。
しかし、実際のところ競輪には番組によって迷わず買えるというレースもあれば
誰が逃げるかによって展開がガラッと変わってしまうような
あらかじめ無理矢理にでも決め打ちをしてやらないと買えないという「出たとこ勝負」のようなレースも存在するのが実情である。
確かに余程物好きな人でもない限り、情報の非常に少ないA級の競走や
その開催において散々大敗を重ねた人達ばかりが出ているアサイチのレースなどはとても手が出せるものではないだろうから
現在のグレードレース偏重、後半レース偏重の売り方、売れ方は仕方ないところもあるのだろうが
実際に「客にとって金になるレース」というものはレースのグレードやレース番号の大きさに関係なく訪れるものだし
私個人としては未だに前述の「決勝だから」という考えには懐疑的であったりもする。
競輪は数日間に及ぶ一開催のレースの積み重ねが織り成すドラマのようなもの。
もちろん勝者だけでなく敗者にもドラマは存在する訳だし
もしかすると今開催のドラマの続きが次のどこかの開催で完結したり発展したりすることもあるかもしれない。
車券を買う側の人間にとっては競輪開催がある限り、レースグレードに関係なく金儲けができる機会は無限大。
そしてS級S班の選手でなくとも、すばらしいレースができる選手はグレードの上から下まで星の数ほどいる。
大きな開催を盛り上げる、決勝戦を盛り上げることよりも
現在のグレードレース偏重の運営によって埋もれてしまっているものを引き出してやるだけで
競輪はもっともっと面白いものになって行けるばずだと思うのだが…。
いずれにせよ車券を買う側の人間としては車券戦術も含めて
変な常識にとらわれずに常に柔軟な思考でもって競輪に取り組んで行きたいものである。