2008年5月 9日
競輪選手はSSでもA3でもスーパープロピストレーサーなのである
今年も最も買ってはいけない競輪開催「全プロ記念」がスタート。
以前は一日限りのお祭りレース的な存在で楽しみにしていた開催のひとつではあったのだが
競輪界における一連の「トップ選手で儲けろ政策」の一環なのか
いつの間にやら全プロ記念が2日制の勝ち上がりトーナメントになってしまい
今ではすっかり「まともに買ってはいけない開催」に成り下がってしまった。
一部選手の本当の目標は車券対象になる全プロ記念ではなく全プロ記念後に行われる自転車競技会のほう。
この大会の成績如何によっては寛仁親王杯(G1)への出場権や特選シード権を与えられることから
そちらを得たほうが全プロ記念で1着を獲るよりも高額な収入が得られることになるため
選手側の立場から考えればその選択は当然の選択と言える。
そうなれば競技会のほうに勝負がかかっている選手は
全プロ記念のレースでは手を抜くとは言わないまでも、力を温存するようなレースをするのは目に見えているから
競輪競走の大前提として存在する「敢闘精神」というものとはかけ離れたレースが行われることになってしまう。
全プロ記念のグレードはF2となっているが
車券を買う側にとっては出場選手のネームバリューがあるぶん、実質的にはGレースと一緒。
どうしても車券を売りたいのではあれば競技には参加しない選手のみを集めてお祭りレースをやったうえで
競輪ファンにも選手に近いところから自転車競技を観戦してもらう
「ファン感謝祭」的な位置づけの開催にしたほうがよっぽどこれからのためになることだろう。
トップレーサー達が高い賞金の競走を力を温存しながら走っている今も
各地のヒラ開催が行われている競輪場には文字通り命を張って安い賞金を賭けて走っている選手たちがいる。
敢えてそちらを掘り起こすこともせず、安易にグレードの高い選手に販売面で頼ってばかりの競輪界は
やはりどこか的がズレているとしか私には思えないのだが…。