2008年5月10日

全プロ記念競輪最終日(奈良競輪場)

初日の後半レースが立て続けに的中したこともあって
夜中にふと思い立って勢いで急遽出掛けてみることにした全プロ記念最終日。

前橋を午前二時前に出発して午前4時のETC深夜割引に間に合うように高速道路に乗り込むと
そこからは京滋(けいじ)バイパスの巨椋(おぐら)インターまでひとっ飛び。
さらにご丁寧に京奈和(けいなわ)自動車道まで利用して奈良市内に南下して競輪場に着いてみたら時刻はまだ8時前。
競輪場の駐車場はまだ開門すらされていなかった。

駐車場にはこんな看板が。
それにしても危険な遊びって一体…。

しばらく駐車場で待機していると9時45分頃になってようやく競輪場が開場。
中に入ると、割と強く降り続ける雨のせいか実質上のグレードレースの開催日にも関わらず
あまり客がいないスカスカの場内の光景を目の当たりにする。

実際のレースのほうは朝からこれでもかの2段駆け「ケイリン」祭り。
この日はとても寒い日となり、場内に暖がとれる場所がほとんどない奈良競輪場で過ごすのは厳しい一日となったが
場内の無料給茶機で汲むことができるフリードリンク「梅こんぶ茶」を飲んで暖まりながら
一応最初から最後まで全レースに参加した。

近畿地区の競輪場に来ると楽しみなのが「ほるもんうどん」。
奈良競輪場内にもいくつかほるもんうどんを出す店はあったが、この日食べたのは麺が貧弱でちょっと残念なもの。

それでもギャンブル場ならではの食べ物と言えるフワ(肺)がたっぷり入っているなど
内臓肉から染み出る独特の味わいのある出汁は十分に楽しめた。

あまりの寒さに段々と競走に参加する意欲が薄れてきそうになった頃
場内で発見したのは伝説の「奈良競輪場オリジナル競輪ゲーム」が設置されているガイダンスコーナー。

最初はいまひとつ意味が分からなかったが、やっていくうちに段々とコツをつかむことができたため
しまいには車券を買ったあとで実際のレースそっちのけで競輪ゲームをやり込む始末。
本格的にゲームをやるには9人集まらないとできないという難点はあったものの意外に面白いゲームだった。

この日のスタンドには多くの競輪ファンがデジカメを持って観戦していたが
奈良競輪場はかねてから聞いていた通り「競走の妨害となる行為以外の写真撮影を禁止する規定がない」らしく
普通の競輪場のように観客による写真撮影を警備員が制止することもなく
スタンドの観客は和やかに自分の応援する選手に声援を送り、デジタルカメラでその走りを写真に収めるなどしていた。

そんな中、大活躍してくれたのがフラッグガールズのふたり。

(左・崔由香さん 右・真宮あおいさん)

降りしきる雨の中、旗振りやカートによる勝利者選手のお出迎えなどの業務をこなしながら
傘も差さずにスタンドに向かってポーズをとってくれるなど、実にサービス精神旺盛だった彼女たち。
最初は競輪の「け」の字も知らない状態でイベントコンパニオンの延長として競輪場に派遣されて来たようだが
何度か間近で競輪の競走や選手に接するうちに今ではすっかり競輪が好きになってしまったとのこと。

競輪業界は今こうした若い女性を競輪場に呼ぼうと躍起になっているようだが
一部で目にする単なる選手の追っ掛け以外の女性ファンを獲得する上で必要なことは
すべてこのような女性達の実体験にヒントがあるのかもしれない。

決勝は前日からの流れで岡山勢を中心とする瀬戸内勢の3段駆け態勢が敷かれたが
包囲網をかいくぐって直線突き抜けた武田豊樹(茨城)が優勝。
二年連続の戴冠に日頃からスポーツマンシップに関するコメントが目を引く彼にふさわしい
スーパープロピストレーサー賞王の称号を欲しいままにした。

最近なんとなく雰囲気が評論家の中野浩一氏に似てきた気がする武田豊樹。
これからはスーパープロピストレーサー賞王にとどまらない活躍を見せて欲しいものである。

表彰式終了後はフラッグガールズのふたりが強い雨が降る中
わざわざレインコートまで脱いで写真撮影タイムを作ってくれたが、私のカメラは残念ながらバッテリー切れで撮影できず。
余程珍しい光景だったのか、警備の人はポカーンと口を開けてその光景を見守っていましたとさ。

= 関連リンク =
・崔由香ブログ
・真宮あおいブログ
・ならけいりんでしょうぶ