2008年5月29日

競輪のある街へ Stage1 高松競輪場

さて…どこへ行こうか?

この日は近場の立川・千葉・弥彦なども開催していたが、今回は非日常を味わいたいため当然それらの場はオミット。
遠方では富山・一宮・奈良・高松・高知など多数の場で開催が行われていてどこに行こうか迷ってしまったが
そのあとの日程も同時に組み立ててやった結果、最初の目的地は香川県の高松競輪場とすることとした。

とりあえずいつものように夜中の一般道を岐阜県の中津川市まで進み、そこからは高速道路に乗って鳴門大橋経由で高松へ。
(岡山回りで瀬戸大橋を通ったほうが通行料は安いのだが若干そちらのほうが距離が長くなる)

今回はあまり時間に余裕がなかったこともあって群馬の安中市で給油をしたあとは
一度も止まらずに西宮名塩のサービスエリアまで走り抜けたので
そこで給油したあとでコーヒーを買いに行った際に回りでしゃべっている人の言葉が
いきなりバリバリの関西弁になっていたのを聞いて「あぁ関西に来たんだなぁ」ということをようやく実感した。

私が高松競輪場に来るのはこれが初めて。
対岸の宇野港にほど近い場所にある玉野競輪場もそうだったが
子供の頃(瀬戸大橋が完成する前)によく利用していた宇高連絡線の乗り口からさほど離れていない場所に
競輪場があったという事実に改めて驚いてしまった。

入場門近くには何紙かの競輪予想紙が販売されていたが
今回は玉野や観音寺でお勧めされたことのある「若人の友・原子力入・競輪ダービーABC」という専門紙を購入。

入り口は自動改札タイプのものになっていたので50円玉を投入して場内に入っていったところ
入ってすぐのところで素朴な雰囲気のおねえさんが元気に「おはようございます」と挨拶をしながら笑顔で出走表を手渡してくれた。

早速1レースのメンバーを見ると出走表の中に難読な選手名として有名な54期の枝並畝日(えなみ・うねび)選手の名前を見つけた。
この選手は数年前に東京から沖縄に移籍して行ってしまったこともあり
最近ではバンクで見かけることもなくなってしまっていたが、まさかこんなところでみかけることになろうとは…。

私は事前にどこの競輪場に誰が出るとか…事前にそういうことを調べるタイプの人間ではないので
全く思いもよらなかった選手の登場にびっくり。
こういうところが私が得意とする「出たとこ勝負ツアー」の楽しいところでもある。

高松競輪場の場内は古ほけているだけでなくなんとなく薄暗いイメージ。
他の競輪場と同じように閉鎖されている発売所も多く、閉鎖箇所はいわゆる工場萌え・廃墟萌えの人も喜びそうな雰囲気がプンプン。

こうした閉鎖箇所を下っていくと必ずこうした防火シャッター?が邪魔をしてくれていて
最初はどこから出入りしたらいいのか迷ってしまったが何のことはない。
シャッターの横の扉を押すと普通に売り場と出入りができるようになっていた。

当地は讃岐うどんで有名な場所だけに場内にはうどんを出す店も点在。
今回は一ヶ所でしか食べなかったが、いくつか回ってみれば自分の好みの味も見つけられるかもしれない。

5レースには個人的に崇拝する武市和人選手も登場したのだが、残念ながら武市の先行一車というこの人的には買えない番組。
オッズ的には前期S級でも一発あった山口泰生(岐阜・89期)が断然人気を集めたが
武市が後ろの馬場圭一(香川・45期)に遠慮しがちに踏んで行ったHSカマシに千切れて裸逃げになったのを見た
武市ライン3番手の川口浩貴(徳島・48期)がとっさに自ら内に潜って捌きながら上昇し
最後は武市の動きを利して抜け出した山口をゴール前で差し切るという名人芸を披露。
長く上で活躍を続けていた実力者の力をまざまざと見せ付ける結果となった。

前日から寝ずにここに来たこともあってこのあたりで眠さはピークに。
2センターの最上部に上がって観戦していたところ近くにいた客がみんな横になっていたので
私も真似して寝転んでみたところ、これがなかなか気持ちいい。
あまりにも気持ちがいいのでここから2・3レースの間は寝転がったまま車券は携帯電話からネット投票して余った時間は昼寝して過ごすことにした。

そこからはレースのたびにムクリと起き上がって競走を観戦。
7レースではおなじみの早坂秀悟(宮城・90期)による発走前の「しゃーあ」の声が場内に響き渡り
9レースでは単なる捲り屋と見ていた松村友和(大阪・88期)が果敢にカマシを打って先行。
まるで前橋競輪を見ているかのようなスピードレースに思わず目が覚めた。

最後は大西祐のアクロバティックな走りでの勝利と最終レースの選手紹介を見てから最終レースの車券は携帯電話から買うことにして早々に退散。
最終レースを買い逃げしたのは駐車場の構造からして帰りはかなり混雑しそうだったのと
負け過ぎて手持ちの現金がなくなってしまったのがその原因なのだが…
コンビニにATMがついていないところが多く不便な印象がある四国のコンビニだったが
運よく競輪場のすぐ近くのファミリーマートに銀行ATMの看板がついているのを発見。
無事に現金を調達して港の対岸に見えるいかがわしい店?の看板にちょっとばかり興味を持ちつつ宇高連絡線・国道フェリーの乗り場に到着。

普通のフェリーと同じように車検証を持って乗船券を買いに行ったところ、なんとそこに待ち受けていたのは自動券売機。
(しかもよくラーメン屋とかで見る食券販売機タイプのもの)
なんと宇高連絡線はいつの間にやら車の長さに関係なく普通車であれば一律片道2900円という料金体系に変更されていたのだった。

そんな訳でわざわざ車検証入れを持って売り場に行った私はその場でぽつーんと立ち尽くしながら
機械にお金を入れて、あたかも食券を買うかのようにあっさりと発行される乗船券を受け取って車に戻って待機。

高松競輪場で最終レースが終わった頃に港に到着した船に船員の指示通りに車を並べて乗船。
ひさびさに味わう玉野・宇野港までの1時間の旅を満喫?することにした。

それにしても高松競輪場の確定放送の前に流れる渋い音楽は一体…。
炭鉱節とかよさこい節とか…それって香川県とは何の関係もないと思うのだけど…。
(注・読者の方からいただいた情報によりますと確定放送前に流れる民謡は勝利選手の郷土民謡であるとのことです)

= 関連リンク =
・炭鉱節(YouTubeより)