2008年7月14日

競輪客とiPhoneG3

iPhoneをいち早く手に入れようとソフトバンクモバイルのショップ前に並ぶ人々の様子が話題になっていた7月11日。
この日は鉄道における群馬県の玄関口と言えるJR高崎駅のすぐ横に完成した
群馬発祥にして日本最大の家電量販店ヤマダ電機の本社社屋兼旗艦店LABI1(ラビワン)高崎のオープンの日でもあり
たまたま別件で高崎駅近辺に行っていた私は、開店前から並ぶ多くの人達を朝から目の当たりにすることとなった。

そこでは隣県の埼玉を始めとして新幹線で結ばれる広域商圏に位置する長野でも新聞折込チラシとして宅配されたという
冊子状になったチラシも配られていたのでそれをもらって中身を見ていたところ
この日の正午以降から発売となるiPhoneのボードを掲げた店員の人が
「iPhoneをご希望の方はいらっしゃいますか?」と言いながら歩いているのに出くわした。

さすがにこの日は旗艦店のオープン日ということもあり
聞いてみると端末の数はある程度潤沢に用意されているとのこと。
それならばということで私も開店一時間ほど前から列に並びiPhoneの発売日ゲットを目指してみることにした。

開店後、店内の受付に並ぶと確認書を手渡され説明を受ける。

通常、携帯電話の初期設定はお店でやってくれるものだが
今回のiPhoneのアクティベートは自宅のパソコンを使って各自で行ってくれとの指示だった。
また、各地で言われていた特約による縛り契約の類はヤマダ電機高崎ソフトバンクショップではなし。
特に問題のない内容なので署名して整理券の配布を待った。

私は例のゴールドプランの時にソフトバンク携帯を持つようになってからドコモとソフトバンクの2本持ちなので
今回のiPhoneは機種変更(買い増し)という形で契約。
本体の代金は従来どおり24回の分納というかたちで支払うシステムなので購入時の支払金は0円。
端末代は規定の期間使い続ければ月々千円程度(8GBモデル)の支払いで済む計算となるようだ。

正式契約、引渡しは午後1時以降ということだったので、しばらく待った上で契約。
晴れてiPhoneG3を手に入れて自宅に戻り、早速パソコンにつなげて指示通りにi-Tunesを立ち上げて
アクティベートの作業に取り掛かることにした。

お店では機械の端末の入った重箱とともに名刺大のSIMカードを手渡された。
手渡された当初、私は「さすがにiPhoneぐらいになるとこんなに大きなSIMを使うんだなぁ」と思いっきりボケたことをおもってしまったが
開封してみたところ何のことはない、ただのプラスティック製のカードに普通の携帯電話と同じ大きさのSIMが付いているのを確認。
思わず拍子抜けしてしまう。

が…このsim。
困ったことにどこにも端末への挿入方法が記載されていないではないか!

なんと手渡された端末一式には端末の入った重箱に設置された注意書き以外
一切の取り扱い説明書が付けられていなかったのである。
「すべては勘でやれってことなのか?」
直後にweb上からマニュアルがダウンロードできるようになったそうだが、まだこの時はweb上にもそれらしい解説はなし。

仕方がないので端末の隅々と併せて端末の入っていた重箱を隅々まで見てみたところ
ある暗号のようなイラストがあるのを発見した。

これはなんだろう?
まるで子供の頃よくやったパソコン黎明期のアドベンチャーゲームのような、ありえないほどベタな謎めいた仕掛けに不思議と心が躍り出す。

イラストの右側に取り付けられていたピン状の工具を取り出してイラストの通りの位置にある穴に差し込んでみると
中から出てきたのはsimカードを差し込むためのスロット。

そこに先ほどのSIMをはめ込んで差し込むと無事に機械はSIMを認識。
あまりの難解さに私は80年代初頭にパソコンソフトの名作と言われたハドソンソフトのデゼニランドというゲームの
「attach cross」を思わず思い出してしまった。
(このゲームはコマンドをすべて英語入力するゲームだったのだが佳境になって登場するattachという単語が分からず挫折する人が多発したため
そこでハマってしまってクリアできなかった人達はattach族とかattachバカよね…などと言われた。→参照

実はこのあとiPhoneをパソコンに接続してアクティベート作業を行ってみたところ
何度やっても通信エラーが出てしまってなかなかアクティベート作業が完了しなくて困ったのだが
翌朝リトライしてみたところ全自動であっさりとアクティベートは完了。
お店によってはこの作業を店舗でやってくれたらしいのだが、とりあえずヤマダ高崎ではそれはなし。
まぁ前日から並んで手に入れた人も多い中、ほとんど待たずに手に入れられたのだからこれでよしとしよう。
(現在ではマニュアルも添付されているとのこと。もしかしたら店の人がたまたま入れ忘れてしまっただけなのかも?)

開通作業が済んだら早速これをいじってみる。
するといくつかの問題点があるのが気になった。

・地図機能にはGPS付きのナビのような機能が付いているのだが現在のところ位置情報を確認できるのは
東京都内などの大都市部のみ。残念ながら経路探索機能はいまのところアメリカ向けのものがそのまま搭載されているそうで
日本国内では全く役に立たないらしい。
(追記:これを書いた数日後には位置情報が都市部以外の山の中でも確認できるようになった)
・文字入力がしにくい。文字入力にものすごく時間がかかる。
・ブラウザは負荷が大きくなるとすぐにリセットされてしまい何事もなかったようにトップメニュー画面に戻されてしまう。
・キーロックをし忘れるとポケットやバッグの中で誤作動してしまい知らないうちに思わぬ人に電話がかかってしまうことなどもある。
・本機は携帯電話とは認識されずにパソコンと同じ扱いを受けるためkeirin.jpやmixiなどを始めとする
自動的に端末を判別して接続するサイトが重くて見るのも大変になってしまうことがある。

しかしその反面、携帯電話とipodが合体した便利さは計り知れないものがあるし
画面を横向きにしたときのワイド画面で見るフルブラウザはなかなか見やすくてすばらしい。
少々重くなるのが難点ではあるが競輪場で普通にパソコン版keirin.jpの出走表が見られるのはなかなか魅力。
(詳細出走表のほうは今のところ残念ながら閲覧することはできない)

こうした次世代端末の登場を機に、詳細なデータを客席から一歩も動くことなく参照できたりするなど
競輪がより楽しめて車券に役立つ、革新的なサービスが提供されることにも期待したいものである。

= 関連リンク =
・ソフトバンクモバイルiPhone G3