2008年9月 2日

いいレースが展開されれば競輪客の競輪への関心は更に高まって行く

今回の前橋開催はいつの間にやら佐渡空史(サド・タカシ)から根田空史(ネダ・タカシ)に改名した
競輪アーティスト・中村浩士選手の愛弟子が出走し連勝でチャレンジ決勝に進出。
決勝は同期の屋良朝春(東京・94期)とやりあって緩んだところをこれまた同期の関根崇人(福島)にドカンとカマされて終了してしまったが
初日・二日目とすんなり逃げて後ろを寄せ付けない走りはなかなかのものだった。

A級1・2班戦のほうでは鈴木庸之(新潟・92期)が圧巻の走りを披露。
初日は山崎明寛(千葉・81期)を出して中団をキープした上を高橋紀史(秋田・91期)にドカンとカマされるという
典型的な「飛ぶ」展開から圧倒的なスピードで巻き返して圧勝すると
2日目は初日の反省からか一旦前に出した花木克之(静岡・85期)を使わずに鐘3角から一気に叩いて先行するという果敢な走りで
人気を集めた小田桐義継(北海道・81期)の猛追を凌いで見事逃げ切りに成功し連勝で決勝へと勝ち上がった。

決勝では水島洋一(群馬・53期)と上田浩(山梨・54期)といった地域スジの大御所二人を後ろに付けて
「同期の佐藤幸治?やっつける秘策はひとつだけあるんですよ(笑)」(アカギより)とのことだったので
どんな走りをするのか非常に興味があったのだが
結果は真崎新太郎(栃木・85期)のアシストを受けて先行態勢に入ったものの
最終ホームでトップスピードに乗る前に佐藤幸治(秋田・92期)に一気にカマされてしまい万事休す。

スピード自慢のスプリンターがスピード勝負で負けるとはこの上ない屈辱だろうが
この屈辱はきっと次回以降その走りに生かされることだろう。

若い力とガッツ溢れる番手の仕事が非常に目立ったこの開催。
事故レースも目立ったことは残念ではあったがそれをもっても余りあるすばらしいレースが展開されたこともあり
最終レースの車券が外れたとおぼしきオケラ群集の列からも
「佐藤ってのは強えな」「あれを食っちまうんだから小田桐も強えよ」などと選手を賞賛する声も多数上がっていた。

選手の気迫が感じられるレース、果敢に攻めるスリリングなレースは見ていても実に楽しい。
この開催はそんな意味からもひさびさに心から競輪を楽しめた、実にいい開催であったように思えた。