2008年9月22日

先行魂!(前橋F2より)

前橋競輪F2日本写真判定賞最終日の7レースは高田隼人(千葉・88期)、対馬太陽(神奈川・85期)、宮川誠(東京・73期)による3分戦。
このレースでは戦歴的に最終バック本数が最も多く、実力上位な高田隼人に人気が集まったが
レースでは第3ラインと目されていた宮川誠が赤板過ぎから主導権。

「ここから流しながら駆けて、どこまで持つか?」
そんな目でこのレースの様子を見ていた私の目の前を通過して行った宮川はなんと打鐘から体を震わせながらのメイチ発進。
宮川はその後、鐘3角から最終ホームまで一旦息を入れると最終1角からの対馬の仕掛けを見て再度スパート。
番手の阿部博之(東京・82期)のアシストを受け斜行しながらも必死の先行を見せる。

最後は実力上位の高田が僅差の2着に追い込んだものの、勝ったのは番手の阿部博之。
第3ラインの評価をあざ笑うかのような魂の先行を見せた宮川も3着に残り、その3連単配当は25010円の高配当となった。

今回の前橋F2では決して徹底先行ではない北村匡章(静岡・71期)が3日間先行を見せるなど
単純な脚力勝負に終わらず、実に競輪らしい「走る選手の気合いがヒシヒシと伝わって来るようなレース」が多かった開催。
裏でやっている青森記念に気を取られている暇もなく、目の前で走る競輪に夢中になれたのは
そんなレースが繰り広げられていたからこそ。

大ギアカマシに辟易してきた今、改めてこうしたド先行の走りを見ると心が湧き上がって来る。

ド先行とは魂の走り。
カマシ全盛の現代競輪の中で、気合いの走りを見せる先行選手は実に偉大な存在だ。