2008年9月 4日

「滝澤君を囲む会」滝澤正光さん引退記念パーティー@東京ドームホテル


2008年6月24日富山記念最終日の先行劇を最後に現役を引退された滝澤正光さんの引退記念パーティーが
この日東京ドームホテルで行われ、ご厚意によりこれに私も列席させていただいた。

会場にはお偉方の皆さんのほか、中野浩一氏・井上茂徳氏・吉岡稔真氏・鈴木誠選手・村上義弘選手ら錚々たる顔ぶれがズラリと勢揃いしたほか
keirin.jpや競輪場で公募された一般のファンも多数参加し、会は盛大かつ非常に和やかなムードの中で執り行われた。

前日、京都向日町記念で優参を果たした海老根恵太選手は疲労が残る中、慌しく各種雑務や挨拶回りなどに奔走。

その隣では7月21日の伊東競輪で鎖骨骨折して以来、残念ながら負傷欠場が続いている藤田大輔選手(91期・S2)
先日の弥彦F2A級チャレンジで決勝2着吉澤賢選手(94期・A3)がもくもくと食事を続けていた。

アテネオリンピック日本代表・吉澤賢選手は女性ファンに人気が出そうな雰囲気を持つ選手ではあるものの
今はただひたすらに自分の脚質に合った戦法を模索する日々。
当然、今のままではスーパーアスリートとしてのプライドが許さないことだろうし、今後の更なる飛躍が期待されるところである。

また、ケガ明けの藤田大輔選手はかつてデビュー前の街道練習中の落車事故発生時に
目前で落車の瞬間を見ていた師匠の森下太志選手が「死んだと思った」と述懐するほどの
全身包帯グルグル巻きのミイラ男状態となる重傷から復帰したほどの鉄人。
今回のけがも当然のように乗り越えてくれるはずだし、今後は悪い流れを断ち切り
場内が「ミイラ」コールで一杯になるような大活躍を期待したいものである。

更にその隣には「抑えて駆けられる展開においても、なぜか抑えて駆けることをしない」
カマシ主体の仕掛けには個人的に納得がいかないものの
デビュー戦での40m差圧勝劇など圧倒的なパフォーマンスで勝ち星を量産し続けている岩本俊介選手(94期)。

デビュー以来伸ばし続けているヒゲもよく似合い、いつでも胸を張った姿勢で貫禄を見せ付ける岩本選手の姿は
昨年末に初めてその姿を見た時とはまるで別人のようだったが、話してみるとその素顔は相変わらずやさしそうなお兄ちゃんといった雰囲気。
本人にはまだ実感はないようだが、デビュー以来12戦でバック本数12本という徹底した走りは徐々に全国の競輪ファンの知るところとなっていて
その注目度はすでにA級2班に特昇を果たした同期の鈴木雄一朗(東京)を凌ぐレベル。
これからも近い将来、上で戦うことを見据えた積極果敢な競走を主体として
「A級3班の選手が束になってかかってきたって負けやしねぇよ」というくらいの気持ちで戦って行って欲しいものである。

前日まで吉澤・岩本両選手を率いて館山に合宿に行って乗り込みを続けていたという師匠の森下太志選手は
今回のパーティーの発起人のひとりでもある滝澤正光選手のお弟子さん伊勢崎彰大選手との貴重なツーショットを披露。

パーティーは先日の松戸記念で神がかった走りを披露し、見事完全優勝を果たした中村浩士選手や
キックボクシングの選手から競輪選手に転身したファイター鈴木裕選手(92期)
それに先の松戸記念の際に弟子の加賀山淳選手とともにファンサービスに当たっていた佐藤晃三選手と
お話させていただいているうちにあっという間にお開きに。

最後の締めは千葉軍団とファンサービス推進派選手会埼玉支部長・永倉通夫選手による記念撮影。
いち競輪ファンとしてはこの上ない楽しい時間を過ごさせていただき
またより一層、競輪をやるのが楽しみになった気がした。

ちなみに競輪暦の浅い私にとって、一番印象に残っている滝澤先生の競走は
なんと言っても2002年8月15日の松戸記念最終日の順位決定戦。

このレースで滝澤先生は鈴木栄司選手(千葉・50期)を引き連れてのカマシ先行。
最後はわずかに鈴木に差されてしまい滝澤選手は2着だったものの
この日松戸競輪場を訪れていた1万数千人の観衆はこの果敢な走りに「わぁー」っと盛り上がり
一斉に滝澤選手に向けての賞賛の声や拍手に包まれたことを未だに昨日のことのように覚えている。

そしてその次のレースである決勝戦において、捲り追い込みで迫る荒井崇博を振り切って見事優勝を果たしたのが今は亡き名選手・東出剛さん。

パーティー会場であった東京ドームホテルを後にして駅まで歩くまでの時間
あの日あの時、間近で見た東出さんの笑顔が浮かび
きっと今頃、東出さんも空の上から滝澤さんに「お疲れ様でした」と言っているのだろうなと思い
なんだかとても感慨深い気持ちになった。

= 関連リンク =
・勝手にスポーツコメンテーター森下太志編
・中村浩士選手公式ブログ
・滝澤正光栄光の記録