2008年10月17日
ワンランク上のケイリン競走?(松戸F1夕刊フジ杯決勝)
松戸F1「第8回夕刊フジ杯」のS級決勝は牛山貴広-芦沢大輔-坂巻正巳-根本雄紀と茨城勢がズラリと4車も揃ったレースで
対する自力型は谷津田将吾(福島・83期)、山内大作(静岡・75期)、松村友和(大阪・88期)。
後ろが他人(諸橋)の谷津田はともかくとして
メンバー的に格下の松村友和による西郷ドン(兵庫・69期)を引き連れてのカマシなども十分考えられる番組ではあったが
レースは「先輩がズラッと並ぶし取手記念の決勝のような競走をしたい」(アオケイ松戸版より)という牛山がキッチリと主導権。
車券は牛山の番手を回る芦沢から売れたが
前を回る牛山は競輪学校を卒業した期別こそ新しいものの実年齢は芦沢の一学年上。
私は「まさか先輩に前を前に回らせて最後は番手捲りで自分が勝つ競走などはしないだろうな」と思っていたのだが
なんと芦沢は後ろからの捲りをブロックするどころか容赦なく最終バックから番手捲りを打ち
最後は諸橋愛(新潟・79期)の猛追を凌ぎ切って優勝してしまった。
表彰式では芦沢がなぜか号泣しながらインタビューに答えていたのが印象的だったが
芦沢にとって地元から決して遠い場所ではないことは確かであるものの地元でもなんでもない松戸で
番手仕事を一切無視して先輩を捨ててまでして勝ち、しかも最後に表彰式で泣くことの意味がさっぱり分らない結末。
芦沢にとってこの開催にどんな意味があったのかは知らないが
「テメーこのコジキ野郎!汚ねぇ勝ち方をしやがって!」と芦沢に向かって至極全うなことを叫ぶオッサン客に向かって
「黙ってろこのクソジジイ」と叫んでいた(競輪場の客としては)若者の客。
「本来3分間の人間ドラマであったはずの競輪は確実に無味乾燥したケイリンに姿を変えて来てしまっているのか…?」
まるで競輪とは全く違う何か見てはいけないものを見てしまったようで
そんなアホらしいレースにまともに金を賭けてしまった自分がとてもいやになった、そんなレースだった。