2008年11月 2日

山道をBボタンでダッシュ!(未踏の競輪場を巡る旅 Stage1 サテライト阪神)

脇田選手の事故現場を後にした私がその後向かったのは三木市と合併した吉川(よかわ)町にあるサテライト阪神。

国道を下り篠山地内で国道372号方面に右折すると路傍には「デカンショ街道」の文字が。
後になって調べてみたらこの名称は篠山(ささやま)の夏祭りデカンショ祭りに関連して付けられた名前なのだとか。
更にそこからしばらく進んだところにある三田(さんだ)のテクノパークという工業団地の中には
「テクノ公園」などというすばらしい名前の場所もあったりしたので
どんだけピコピコした音楽が流れているのかと期待したのだがそこにあったのは極めて普通の公園であり
当り前のことだがテクノとは言ってもどうやらそういう意味ではなかったらしいということが伺えた。

余談だがサテライト阪神の幹事施行者である香川県観音寺市のあたりを夜な夜な走っていると
「テクノ代行」というすばらしい名前の運転代行業者の車に出会うことがある。
その業者を利用すると車内では「YMO」とか「クラフトワーク」はたまた「パフューム」なんかが流れてしまうのかとワクワクしながら眺め
頭の中ではすでにテクノポリスのイントロのボコーダとベースのスラップやオンガクのクールな和音が響き渡っていたが
よく考えてみたら代行を利用すると自分が乗り込むことになるのは業者の随伴車両のほうではなく自分の車のほう。
それを考えて拍子抜けしてしまったことがある。
調べてみるとテクノ代行は観音寺だけでなく高松や徳島など各市に事業所を持つなかなか大きな会社のようだったが
Googleでググると徳島県のつるぎ市にはなんと「てんてこまい代行」というすごい名前の代行業者があるのを発見。

「テクノ」に「てんてこまい」。
四国の運転代行業者はやたらと慌しい名前がお好きなようだ。

話が大きくそれたが北摂三田テクノタウンからウッディタウンという近未来都市風の巨大なニュータウンに抜けると
道行く車がみんな先を競うように走り出すは、道路がいきなり立体交差になるはで
気がついたらあっという間にサテライト阪神に通じる関西学院大学方面のランプを通り過ぎて行ってしまっていた。

実はそのウッディタウンを通り過ぎてしまってもその先で右に曲がればサテライト阪神には行けたようなのだが
そんなことは知らない私はとりあえず一旦地上部の交差点に上がってUターンするとそこにはしっかりと白バイが待機。
流れがとても速いこの道だけに毎日相当な獲物が揚がると見えて流入路からそれらしい車の通過を息を潜めて待っていたので
ここを通る際には速度超過に十分に注意したほうがよさそうな感じだった。

アップダウンが大きいながら、きれいに整備された大学前の道を抜けて突き当たるとそこからは急に景色が豹変。
「もしかしてこれって棚田?」と思えるようなディープな山間の農地が目の前に切り開けると
やがて道路の右側には「日本初!ケイリン&ケイバ 車券と馬券が同時に買える」という
サテライト阪神とそのサテライト内に設置されたばかりの園田・姫路競馬場外DASHよかわの看板が現れた。

この立地でなぜ阪神という名をつけるのか?と批判もあるらしいサテライトの名称に対して馬券売り場のほうは素直にDASHよかわ。
これを機にサラライトのほうもサテライト吉川に改名しても良いのでは?と思えてしまうが
すでにサテ阪(サテハン)の略称が定着しているだけにいまさら名称変更はやりにくいのかも。
どうせ同じ建物にあるのだったら名前も統一したほうがPRもしやすい気がするが
実際のところは余計な予算がかかることはやりたくないというのが本心か?

サテ阪の外観はこんな感じ。
この日はふるさとダービー広島の3日目の場外発売が行われていたが駐車場は結構ガラ空きだった。

中に入ると右に場外馬券売場のDASHよかわ、左がサテ阪という1フロアを左右に分割する構成。
入ってすぐのところにはオープンスタジオがあって毎レース選手紹介終了後に解説員がそこからレース解説を行い
その模様が場内のモニターに放映されるようになっていた。
場内にはパンや飲み物などを扱う売店が一ヶ所とうどんなどをメインに扱う食堂が一ヶ所あり
終盤になって試しに食堂のうどんでも食べてみようかと思い行ってみたがすでに後片付けの最中で結局食べられずじまい。

場内はこんな感じで平均的なサテライトの雰囲気だったが座る場所が少ない印象で立ちっぱなしだったために結構疲れてしまった。

この日は折しもJRA天皇賞(秋)の開催日。
お客さんの「競馬つけよか」の一言でガイダンスコーナーのテレビに競馬中継が映されると
直線では逃げ粘るダイワスカーレットと好位から伸びるウォッカの壮絶な叩き合い。

「14や!」「7や!」
モニターを見ながらおじさん達のどうでもいいような叫びが轟く中、2頭は並んでゴールへ。
あまりにも濃密ですばらしいレースを見てしまった後ではその後の競輪がなんとなく寂しいものに感じられてしまったのは致し方ないことだろう。

翌日は園田競馬場でのJBC。
当日のサテ阪にどれくらいの競馬ファンが集まり競輪とどれだけの相乗効果を生んだかどうかなどは知る由もないが
競輪と競馬を同時にやる人もかなりいるはずだし、この組み合わせがうまく行くことを願いたいもの。

欲を言えば多くのサテライトがそうであるようにもう少し高速道路のインターから近いところにあれば便利なのだが…
今や競輪の空白地となってしまった兵庫県の競輪を支える施設であるここには
あの手この手で策を打って頑張ってもらいたいものである。

= 関連リンク =
・ブログツールMovableTypeを使ったサテライト阪神公式
・UR都市機構ウッディタウン
・デカンショ祭(篠山市公式より)
・YMO テクノポリスPV(Youtube)
・YMO ONGAKU PV(2007)